イベントバナー


公立高校の音楽科に在籍中、塾には一切行きませんでした。

進学は音楽大学を考えていたので、学科の勉強をする必要がなかったのです。


それでも、たまに勉強が上手くいくとテストで上位に入ることもありました。

中高一貫校ではなかったことです。


音大は、実技が全てと言っても過言ではありません。

もちろん学科の試験もあります。

普通は、国語と英語だけです。


例えば、教育系の国立大学の音楽科を目指すのであれば5教科をしっかり勉強しなくてはなりませんが、私立や公立、国立の音楽学部は、大抵国語と英語の2科目だけしか課されません。


その代わり、実技の試験が2次試験、多いと3次試験まであります。

声楽科では、普通、歌の試験とピアノの試験とソルフェージュの試験が課されます。

最近では、ソルフェージュの試験が課されないこともあるようですが…


長女は、中学からの歌の先生と高校の歌の先生の2か所でレッスンを受けていました。



私は、長女が高校に入学した当初から、音大の声楽科に行くのが良いだろうと思っていました。


…ただ、私立は学費が高いので、できれば国立か公立に行ってもらえたら…とは思っていましたが…

教育系の国立大学に進学するにはどう考えても学力が足りないので、行くとしたら芸大か、県立、市立大の音楽学部かな…と。


しかし、これまでにも何度となく書いてきましたが、長女は、高校入学当初はソルフェージュはおろか、まともに譜面も読めない状態でした。

ピアノもほとんど弾けませんでした。


当然のことながら、ソルフェージュの習熟度別のクラスは最下位クラスからの出発です。

中学でブラスバンド部を経てきた子たちの方が、圧倒的にソルフェージュはできました。


こんな状態で、どこまでできるようになるのか?…当時は全くの未知数でした。


そして、普通の大学受験しかしたことのない夫と私には、圧倒的に音大受験の情報が足りませんでした(このくだり、デジャヴュ…)。


私はかなり楽観的な人間なので、その辺のことは、学校の先生に相談したり、歌の先生に相談したり、ネットで調べたりすれば何とかなるかな…とかなり軽く考えていたのですがてへぺろ


次回からは、ゼロからの長女の音大受験のお話をしたいと思います。