2022年に20歳になった娘は、地元の『二十歳の集い』には行きませんでした。
晴れ着も着ない、とはずっと言っていました。
その代わり、ドレスが欲しい、と。
そして、それを着て写真スタジオでプロフィール写真を取る、と。
…ここでちょっと解説を加えると、彼女は音大生で、一年ほど前までは、声楽で身を立てて行こうと本気で考えていたようです。
それでこういう提案をしてきたのですが、この一年ほど、コンクールに出てみたり、大学でレッスンを受けたりする中で、彼女の考えに変化が生まれてきたようです。
ドレスは受注生産なので、早く決めて注文するように言っても全くしようとせず、最近になって、
「ドレスも写真もいい」
と言い出したのです!
え?
二十歳の記念、何もなし?
…それではあまりにも寂しいので、彼女には二十歳の記念に質の良いコートと鞄と靴を買うことにし、皆で写真を撮ろう、ということにしました。
いつになるか分からないけれど。
そして今日、彼女はかねてから計画していた『成人の日にバンジージャンプをする』ため、よみうりランドに向かいました。
そこは変わらないんだ…
本人は、「大学院に行くか、就職するか、まだ考え中」と言っており迷いがある様子。
手探りでも、迷いながらでも、自分で決めた道に進んでいけるといいけれど…