狭山市議会傍聴記 | 狭山与太郎のどですかでん

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昨日は土砂降りの雨の中、狭山市の市議会をカミさんと一緒に傍聴してきました。

時々国会中継はテレビで見てはいるものの身近な市議会を傍聴するのは初めてです。

なぜ突然傍聴することになったかと言えば昨年初当選した市議会議員Mさんから一般質問で登壇するというお知らせが来たからなのであります。

Mさんは狭山市在住の女性フォトグラファーとして活躍しており、カメラのムック本を執筆したりそれ以外にも様々な活動をしている方で、昨年請われて市会議員に立候補しました。

色々な縁があって選挙の際はポスター張りやポスティングなどのお手伝いをさせていただきました。

当選後は責任感と問題意識を持って様々な問題に真面目に取り組んでいるようです。

ミドリダヌキのようなはったりや図々しさやふてぶてしさや狡猾さは無く、嘘をついて人を騙したりはぐらかしたりすることも全くありません。

それが議員としては若干心もとなく感じられる人がいるかもしれません。

因みに、彼女は結婚後どちらの姓を名乗るかを相手とアミダで決めて結局彼女の姓にすることになったそうですが、相手の方もなかなかの人物だということですね。

私なら考えもしなかったことです。

 

狭山市の議場が市役所の3階にあることも、傍聴席が4階にあり50席ほどが用意されていることも今回初めて知りました。

普段見慣れている国会の議場ほど大きくはないものの随分と立派な会議場です。

 

 

狭山市の人口は約15万人ほどですが、果たして議会を傍聴したことがあるなんて人は一体何人くらいいるんでしょうか。

何しろ昨年の狭山市の市議会議員選挙の投票率は40%ですからね。

昨日は朝から雨が降りしきる中、我々含め15人ほどが傍聴していました。

 

傍聴に先立って狭山市の市議会のホームページをのぞいてみましたが結構身近な問題が議題になっていることを知りました。

昨日は3人の議員が一人一時間で一般質問をしたわけですが、質問も回答もあらかじめ用意されているものを読み上げるのは国会と同じです。

そうして、各質問に対して市役所の担当責任者が原稿に書かれている回答を読み上げるわけですが、本質を衝くような質問に対しては全く的外れの回答にもならないような回答をするのは国会と同じです。

今回はごみ焼却炉の排熱を利用した温水プール施設を老朽化と維持管理費の点から廃止し、民間委託の別な施設に作り替えるということが主なる議題となっていましたが、結局結論が先にありきという点でも国会と同じです。

国会や議会は論議する場ではなく単に決まっていることを報告する場だということなのでしょうか。

住民にはありきたりの説明しかなく逆に知られたら困るみたいな姿勢がアリアリです。

パブリックコメントも形式的だし、寄せられた内容の公開もしません。

後の利用計画についても民間の事業に関することなので公表はできないとの回答で、東京都の神宮外苑再開発のミニ版みたいなことがここでも行われているってことのようです。

[eスポーツ」って盛んに言ってましたが結局ゲームセンターってことじゃん?。

そもそも財政難を口実に民間に業務を委託することに関しては市民への説明も了解も得たわけでもなく、結果としてどうだったのかという検証もされていません。

ツッコめばツッコむほど胡散臭い話が一杯です。

市と民間企業との包括連携協定が市民の知らないところでどんどん進められている様子がうかがえました。

おそらく水道事業などもそのうち民間に委託するつもりなのでしょう。

 

Mさんは数多くの質問を一時間の間に次々と手際よく行い、質問が終わった時には傍聴席から拍手が沸き起こり議長からしつこく注意されるに至りました。

傍聴席からは声を上げたり音を立てたりすることは一切禁じられていることをこの時初めて知りました。

 

というわけで国レベルだけではなく身の周りにも多くの政治的問題があり、日本中で市民の知る権利や決定する権利がどんどん奪われている一方で、何も知らず関心も持たない市民がどんどん増えているということを思い知った一日でした。