現在世界最大の債務国即ち借金国は？ アメリカです。
では、世界最大の債権国は？日本です。
本来であればアメリカは日本さまさまな筈なのにあの岸田の卑屈なごますり態度は何ですか？あまりにも悲しすぎませんか？
先日のバイデンの「日本とインドには「ゼノフォビア（外国人嫌悪）」があり、「移民を受け入れたがらない」国だ」として、ロシアや中国と並べて語ったように日本は米国から見れば「あちら側の国」なのです。
バイデン米大統領、インドと日本は「外国人嫌悪」と - BBCニュース
思考停止した大半の日本国民や日本政府や自民党が勝手に日本はアメリカ側の国だと思い込んでいるだけで全くの片思いだということに何故思い至らないのでしょうか？
1971年8月15日米国ニクソン大統領は第二次大戦後の冷戦及びベトナム戦争による軍事費増大で財政が悪化し、大量の金が国外に流出したためドルと金の交換停止を発表しました。
これが世に言うところの「ニクソンショック」です。
それまではドルは兌換紙幣で金1オンス35ドルに固定され交換できましたが、それ以降世界の通貨は変動相場に移行し、金価格は市場価格となり相対的に上昇を続け現在の米国の金価格は1トロイオンス2.413ドルと当時の約70倍となっています。
要するにドルが基軸通貨であることをいいことに、ドル紙幣を刷りまくって実際の価値よりも70倍にも増やしたということになります。
現在は所謂「ドルバブル」の状態となっているのです。
田中貴金属の資料では1973年まで日本の金価格は1グラム690円でした。
田中貴金属工業株式会社｜過去の金価格（1973年） (tanaka.co.jp)
現在の価格は1グラム13.100円となっています。
半世紀の間に約20倍となっていますが、円安とはいえドルほどではありません。
ということは米国ドルは円に比べても実際には3倍以上に価値が下がっているということになります。
最近1か月の上昇を見ただけで金価格の上昇ぶりはもはや異常と言えるでしょう。
理由は現在世界中が金を買っているからです。
要するにドルが危ないということで各国が保有するドル資産を金に変えているのです。
現在アメリカの負債額は34兆ドルと言われています。
米政府の債務、３４兆ドルを突破 過去最大に - CNN.co.jp
円に換算するとなんと5300兆円にもなります。日本のGDPの約10年分もあるのです。
それにもかかわらずアメリカはウクライナやイスラエルに莫大な資金を投入し続けています。
ドルは印刷すればいいという状況はもうすでに限界に達し、ドル破綻が間近に迫っています。
先日このブログでも紹介しましたようにアメリカに資産を保有するということは、これらが人質に取られているようなものであることをウクライナ戦争によるロシア資産凍結で世界中が知ることになりました。
危機感を感じていないのは日本だけでしょう。
その時々の世界情勢や対米姿勢や米国の思惑によって米国に預けてある資産がいつ略奪されるかもわからないのです。
ですから現在密かに世界中がドル資産を金に替えその金を自国で保有する動きとなっています。
アメリカに補償金として預けている金についても各国から返却請求が行われています。
中国は一時期最大の米国債保有国でしたが現在米国債を投げ売りして金に替えています。
中国は米国債を投げ売りし、金を買っている (fxstreet.com)
中国の米国債保有総額は10年前の1兆3000億ドルから7,750億ドルに激減しています。
一方、日本は現在1兆1700億ドル（約180兆円）の米国債権を保有し、米国最大の対外債権国となっています。
しかも、日本はこの財産である米国債を売ることができません。
コネズミ首相が訪米した時に、ブッシュ（息子）大統領に国債は売らないと約束したところブッシュが狂喜したという話が伝えられています。
しかも日本は財政赤字が続き政府の借金は増える一方です。
赤字を埋めるために米国債を売ろうとすると逆に米国から困っているのなら金を貸してやると言われてさらにドルが増えてしまうというバカみたいな話が罷り通っています。
中国人民銀行は、2022年10月に金購入を再開して以来、16カ月連続で金を準備に追加し、300トン以上の金を隠し場所に追加しました。
日本の金保有量は現在846トン（時価約100兆円）と言われています。
では、この金は一体どこに保管されているのでしょうか？
そう尋ねられたら日本国民の殆どは日銀の金庫に保管してあると答えるでしょう。
しかし、その大半はニューヨークの連邦準備銀行に保管されていることになっています。
しかも日本はこの金を自国に移すことはできません。
ヤクザに金庫を預けたような形になっていて自由に出し入れできないのです。
実際に保管されているかどうかも怪しいと疑われています。（実はもう無い！）
最初から返すつもりもないのです。
今から10年ほど前に、フランスの次期大統領候補と言われていたＩＭＦ世界銀行の元専務理事ストロスカーンが米国滞在中にホテルのメイドを強姦した容疑で逮捕され解任された騒ぎがありましたが、彼は米国の金保管庫が空っぽだったということを公表しようとした矢先事件に巻き込まれました。
後日全くの冤罪であったことが判明しましたが、彼は以後も地位も名誉も回復することなく政界から姿を消しています。