迫り来る認知症の恐怖 | 狭山与太郎のどですかでん

狭山与太郎のどですかでん

真実のあくなき追究。
全てのマインドコントロールから日本の皆さんを目覚めさせ、解放します

アメリカのバイデン大統領が認知症であることはもう隠すこともできない公知の事実のようです。

確かにニュースで見る顔も表情が失われて認知症特有な顔つきになっています。

最近では彼の言い間違いや勘違いはもう以前の様にトボケだとかジョークだとかの言い訳もできなくなっています。

記憶の衰えを理由に訴追も免れてしまうほどの人物が現在アメリカ大統領で、しかも次期アメリカの大統領になろうとしているというとんでもない事態となっています。

これがどこかの小国の大統領ならともかく・・・・

そう言えばレーガン大統領も退任後認知症であることを公表しました。

多分在任中からすでに症状は出ていたのでしょう。

ということは認知症であってもアメリカの大統領が務まるってことです。

そう言えば日本の国会議員も不祥事が起きると途端に物忘れがひどくなって記憶が失せてしまうのはやはり認知症だからということなのでしょうか。

 

ぐっと身近な話になりますが、この10年ほど前から市内の緊急放送が頻繁に行方不明者のお知らせを流すようになっています。

「どこそこに住む誰それさん〇歳が朝家を出たまま行方不明になっています。お心当たりの方は…」というものなのですが認知症で家を出たまま帰ることができなくなったということなのでしょう。

大体は70代後半から80代の人で、中には40代半ばなんて人もいました。

見つかった場合はその後無事保護された旨が放送されますが中には放送されないままの人もいます。

死亡していたか行方不明のままだということなのでしょうか。

 

知人の奥さんはいつものように近くのスーパーに買い物に行って、いざ帰ろうとしたら突然自分の家に帰ることができず、たまたま持っていたメモ帳で友人に電話をして迎えに来てもらいその後すぐに施設に入ったきりになって亡くなるまで家に帰ることはありませんでした。

 

バドミントンサークルで私より5歳年上の人がいて、彼はバドミントンはもとより、水泳も得意でバンド活動などをして施設に慰問に回ったり、毎日200坪の家庭菜園で野菜作りをし、庭では蛍を飼いNHKでも取材されたことがあるという活動的で社交的な人でしたが78歳の免許更新時認知症チェックに引っかかって免許を返納。

翌年畑仕事をした後風呂に入った際心筋梗塞であっけなく一生を閉じてしまいました。

それまでは病気をして医者にかかったこともなく、毎年の体力測定も優秀で市から何度か表彰されたことを自慢していました。

社会と接点のない人が認知症になりやすいと言われていますが、そうでない人でもなるってことのようです。

そう言えば試合中に点数のカウントができなくなったり、どちらのポジションにいたか忘れてしまったり、思い当たることは多かったのですが一番印象に残ったのは非常に気が短くなったということでしょうか。

練習中でも試合中でもすぐにキレて怒りだすようになりました。

認知症の初期症状だそうですが、かく言う私も最近気が短くなったような気がします。

高齢者の免許更新前の認知機能検査内容は警察庁のホームページでも紹介されています。

認知機能検査について|警察庁Webサイト (npa.go.jp)

 

メインの検査は16枚の絵を見せられた後、何の絵が書かれていたかを答えるというものですが、この16枚の絵の組み合わせが4種類あって当日どの組み合わせが出題されるかはわかりません。

その他には今日の日付と現在時刻を聞かれ、これが答えられれば絵は4枚以上覚えていれば合格となります。

この試験が始まった頃は8割以上覚えていないと医師の診断が必要とされていましたがあまりにも多くの人が引っかかるために大幅にハードルを下げたという経緯があります。

私はこの16枚×4通りをすべて暗記して試験に挑みました。

今でもウオーキングしながらこれを反芻しています。

それはともかくとして自分の記憶力が衰退していることは随分前から自覚していますが、最も実感するのは目が覚めた時に見ていた夢をすぐに忘れてしまうということでしょう。

記憶のメカニズムとして脳の中の海馬にいったん記憶がメモリーされて大脳皮質に書き込まれるようなのですがこの一時保管の海馬が老化のため容量が少なくなっているのか機能が衰えて覚えていられないということのようです。

エーザイ|もの忘れの教室|解明!記憶のメカニズム|記憶に深くかかわる「海馬」 (eisai.jp)

若い頃は見た夢をいつまでも覚えていて一日中思い出して反芻したりしていたものですが、もうそんなことはなく、まさに夢ははかないものになってしまいました。

暗算しながらウオーキングするといいなどという説もあり、早速実践してみましたが確かに若干の効果はありましたがいずれ元に戻ってしまいました。

現在65歳以上の認知症の総数は約1000万人。

2040年には65歳以上の約半数が認知症になると報告されています。

令和5年全国将来推計人口値を用いた全国認知症推計(全国版)-65歳以上の高齢者層がピークとなる2040年には46.3%が認知症の可能性、共生社会の実現を- |ニッセイ基礎研究所 (nli-research.co.jp)

 

幸い私の両親や双方の叔父や叔母に認知症の人はいないので遺伝的要素が多いとすれば何とかなるのではないかと多少楽観的な気持ちでいます。

因みに、認知症を予防したり治す薬が発明されたとしても今のところ服用するつもりはありません。

ただ、連れ合いが認知症になった場合は頼るかもしれません。