夢を抱けずに落ち込む | 狭山与太郎のどですかでん

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真実のあくなき追究。
全てのマインドコントロールから日本の皆さんを目覚めさせ、解放します

先週あるニュース番組で英国ロンドンで世界40カ国語の会話に対応できる人型(女性?)AIロボットが開発されたことを伝えていました。

早速アナウンサーがいくつか会話をした後「あなたの夢は何ですか?」とそのロボットに質問したのです。

するとそのロボットは「では、あなたの夢は何ですか?」と逆に質問し返してきたのです。

このアナウンサーは想定していなかったのか一瞬たじろんでから「私は小さい頃から夢を抱いていたことなんかありませんでした」とやや自嘲的に答えました。

するとそのロボットは「みんなが夢を持つ必要はありません。夢を持たなかったからと言って落ち込む必要はありません」だったかな?

その後もとにかく人生相談でもなかなか言えないような素晴らしい言葉を述べたのであります。

思わず感心するとともに自分も励まされたような気がしてしまいました。

 

昨日の東京新聞朝刊に「星空は見る人を選ばない」というプラネタリウムクリエーターの大平貴之氏のインタビュー記事が掲載されていました。

彼は従来のプラネタリウムの約100倍560万個もの星が映し出されるプラネタリウムを自力で開発し自分で製造会社を興したという人物。

 

そのインタビューの最後に彼は

「プラネタリウム作りは私の夢だった。そんな夢諦めちまえと言われながらも諦められないのが夢。私はやりたいことをやり、夢を追いかけてきた。だが、人に「夢を持て」とは言いたくない。

夢は自然に湧き出て来るもの。夢がないということは満たされているということだ。ある意味で夢が無いのはいいこと。夢が無いのであれば夢を持っている人を支える生き方だってある。」

私のような人間にとっては滅茶苦茶慰められるお言葉です。

 

思い起こせば自分は小さい頃から政治家になろうとか社長になりたいとか空を自由に飛んでみたいとか夢らしい夢や大志を抱くなんてことは全くありませんでした。

だいそれた夢でなくともささやかな夢すら抱いたこともなかった。

だからこそAIロボットや大平氏のこのような言葉を自己嫌悪を回避する言い訳として有難く受け入れることができます。

ただ、夢を持っている人を支えることすらしていない自分に気が付いてやはり落ち込むのでした。