ついに!

 

100年の扉が開きました!!

 

仙台育英高校、優勝おめでとうございます。

 

2022年夏の高校野球も幕を閉じました。

前回は優勝旗が白河の関を越えて、東北へ届いてほしいということを書きました。

 

 

結果、越えました!

 

 

東北の人々にとって、とても嬉しいニュースとなりました。

仙台育英の須江監督の優勝インタビューも感動的で、大きな反響を呼んでいます。

 

 

すべての高校球児にリスペクトしているところが素敵です。

 

優勝した仙台育英高校と同じように、準優勝だった下関国際高校も注目されています。

下関国際高校を調べていくうちに、映画一本作れるんじゃないかと思うほどに、ドラマチックな経歴を歩んでいることがわかりました。

今回はそんな下関国際高校について語っていきたいと思います。

 

 

野球の常勝校、大阪桐蔭を破った下関国際高校

 

下関国際高校は、山口県代表の高校です。

山口県代表としては4年ぶり、3回目の甲子園出場となりました。

 

毎回優勝候補の強豪・大阪桐蔭とは3回戦で当たります。

下関国際高校は9回1点差で負けている状態から、点差をひっくり返して2点入れ、5-4の逆転勝利となりました。

 

高校野球ではこういった奇跡のような展開が起こることがたくさんあり、「甲子園の魔物」の仕業と呼ばれています。

ピンチな試合展開を変えてもらいたいときに、「マモノ仕事してくれ~」という人もいるほどです(笑)

 

その後、準決勝では近畿の強豪・近江と当たり、8-2で勝利!!

惜しくも仙台育英に決勝で敗れてしまいましたが、37年ぶりの準優勝を果たしました。

100年の扉がインパクトありすぎて37年は短く感じてしまいますが、私たちが生きてきた中では初めての準優勝ということです。

すごい!!

 

監督不在の野球部を準優勝に導いた、坂原監督

 

下関国際高校を準優勝に導いたのが、坂原監督です。

坂原監督が下関国際高校の野球部に就任したのが2005年夏。

それまでの40年間、夏の山口大会初戦を突破できたのは7回だけの弱小校だったそうです。

まさに、県大会で優勝できたらいいなレベルです。

 

就任前の野球部は、不祥事で監督不在、グラウンドも雑草だらけ、部員も十分におらず、道具もなかったそうです。

部員たちは私服で練習。

 

最初は部員11人とグラウンドの草むしり、落書きだらけの部室をペンキで塗るところからスタートしました。

お金がなかった為、部員と一緒にお金を稼いで遠征費や道具代に充てました。

練習試合も勝てていない状況で、周りに笑われても「目標は甲子園に出ること」と言い続けたそうです。

 

弱者が強者に勝つ」という理念を掲げ、部員を鍛えました。

練習についていけない生徒を迎えに行っては励まし、家族よりも選手と一緒に過ごすことを大事にしました。

 

そして2017年の夏、初めて甲子園出場を果たします。

2018年の夏はベスト8まで進出するようになりました。

 

部員と根強く関わってきた成果が、17年越しの準優勝を勝ち取ったのです。

 

何このリアルROOKIES(ルーキーズ)みたいな話!

川藤先生じゃないですか!?

 

この話をぜひ映画化して頂きたいと思います。

 

2023年の夏の高校野球も数々のドラマに期待!

 

2022年夏の高校野球もたくさんのドラマが生まれました。

努力している高校球児たちや、それに関わる監督たちを見ると、自分も仕事をもっと頑張ろうという気持ちになります。

今回は坂原監督を取り上げさせて頂きましたが、どんな高校もそれぞれ同じような状況を乗り越えてきていると思います。

状況を諦めるのではなく、常に目標を言い続けて、実現していくことが大事ですね。

感動をたくさんありがとうございました。

2023年の夏の高校野球も楽しみにしています。