こんにちは! さぁやです。
世界最高峰のフリーダイビングの大会
バーチカルブルー2021が終わりました。
行く前は楽しみ半分
不安が半分だったのですが
終えてみて
120%最高に楽しかった!!
という気持ちと達成感でいっぱいです。
私は選手ではなく
セーフティダイバーという
運営側の仕事で携わって3年目になります。
Credit by daanverhoevenfreediver
1年目は
新しい環境についていけず
自分を見失うほど自信を無くしました。
2年目は
この大会の独特な雰囲気にも慣れて
楽しめた自分がいました。
この先もずっとこのチームの一員として携わりたいと願いました。
3年目は
私はチームの一員でなのだと
自信がついて最高に楽しめた自分がいました。
今回の大会の結果は
■21か国、42名の選手がエントリー
（人数に制限があり今回もフルでした）
■14個の世界記録の挑戦で12個成功
人類最深131mの記録が出ました。
■79個のナショナルレコード挑戦で52個成功
■9日間の大会で平均深度は79,60m
（これは歴史の中で一番の記録です）
とにかく、フリーダイビングの歴史に残る
世界最高峰の大会でした!!
Credit by daanverhoevenfreediver
どの選手にも背景があり
一つ一つのダイブにドラマがあります。
今回一番感動したのは
日本チームの岡本美鈴選手です。
私はフリーダイビングを
美鈴さん（以下、みみずんさん）から
習ってスタートしました。
↓↓
みみずんさんは
30歳までカナヅチで
泳ぐことはできませんでした。
しかし、イルカと泳ぎたいという夢を持ち
そこからビート板を使って
練習を始めたのです。
その当時はフリーダイビングは
マイナーなスポーツですが
みみずんさんは日本記録更新
アジア記録更新
世界のトップ選手の仲間入りをし
日本のフリーダイビングの
パイオニアとして
日本チームを引っ張っていく存在となりました。
選手を初めて18年。
きっと年齢をお察しいただけるでしょう。
他のスポーツであれば
引退などされる年齢かもしれません。
しかしみみずさんは
人生をフリーダイビングに捧げ
今でも自己ベストを更新し続けています。
今回3年ぶりに自己ベストの
96mを更新した時も
感動して涙が出ました。
どれだけ勇気をもらったか!!
純粋に、すごいなぁという感動で
胸がいっぱいになりました。
そして、最後のダイブは
夢の100mへの挑戦をすると
決めたのです。
100mって本当に本当に
大きな壁なのです。
特に女性にとっては
4年前まで夢の数字でした。
そこに辿り着ける人が
本当にいるのかな？
という大きな数字でした。
現在もそこを突破した女性は
世界で数えるほどしかいません。
ミミズンさんは
「成功しても、失敗しても
100m挑戦しますと
言えること自体が夢だった」
と言いました。
そして当日。
私はもう1人の日本人選手
廣瀬花子選手（以下花ちゃん）と
手を握り合いながら
そのダイブを見届けました。
Credit by daanverhoevenfreediver
100mに辿り着いた時の
嬉しさは言葉では表せません
ミミズンさんは
浮上時にブラックアウトすることはないと
みんなから信頼があります。
ご自身の体や心の様子を
熟知していて
無理をしたりすることがないからです。
だから100mへ行ったということは
それは〝成功〟を意味していました。
花ちゃんと祈りながら
ミミズンさんの浮上を待ちわびました。
そして笑顔と噛み締めるような嬉しさの中で
「I'm OK !!」
※このサインをすることで成功が認められます。
Credit by daanverhoevenfreediver
そこにいた全員が
喜びに溢れた瞬間でした。
ミミズンさん本当におめでとうございます!!!
本当に本当に凄いです。
100mいけた!!!!!!
たくさんの感動と
勇気をありがとうございます。
大きな壁を見上げた時
不可能だって
ただ決め付けているのは
自分自身の思考であって
心も体ももっと無限の可能性を
秘めているということを
見せていただきました。
Photo by g _ocean _inc
あ〜かっこよかった。
大好き
この九日間の大会でしたが
本当に夢の中にいるような時間でした。
毎日多くの感動に触れて
毎日みんなの最高のエネルギーに包まれて
ブルーホールという神秘的な場所に
いられるのが幸せでした。
私は競技でも競技じゃなくても
フリーダイビングが大好きです。
フリーダイバーたちも大好きです。
また来年もこの大会が最高に楽しみ。
皆さん本当にありがとうございました。
YouTubeでこの様子を見ていただけます。
↓↓↓
Vertical Blue 2021をご覧ください。
こちらの記事にはハイライトが書いてあります
（全文英語ですが読めそうな方は是非♪）
ここに送り出してくださった
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本当にありがとうございました♡
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