こんにちは
主宰のはたなか さやかです。
今日は、昨日の「神さまにお願い事してもいいよー！！！」の記事に書いた
予祝の話をするねー！
最近こんな本が出てて、
予祝って言葉もけっこう認知されてるんだけれど。
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前祝いの法則
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しあわせがずっと続く「予祝」手帳 2019
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（いつだったかにNHKの「日本人のお名前」でも古館さんが予祝の話してて、おおー全国ネットで予祝が！って思った記憶がある。）
予祝って、
漢字をひらくと
「あらかじめ祝う」
まあ、だから言っちゃえば説明するまでもないんだけどねｗ
日本は、
言霊の幸ふ国
（ことだまのさきわうくに＝言葉の呪力によって豊かな国）
と、奈良時代に万葉集で書かれているぐらいだから、
とっても言葉を大切にしてました。
だからこそ、和歌っていう文化が出来て、
歌や言葉そのものが神さまへの贈り物になったくらいです。
だからこそ、
ある言葉を発したら、その通りのことが起きるに違いない
っていう信仰が生まれます。
今でもお商売やっている人はとってもゲンを担ぎますが、
葦（あし）は「悪し」と同じ読みだからってことで、
江戸の一番の歓楽街「葦原」を「吉原」と改名してみたり。
するめは、金を「擦る」を連想させるから、
逆に金が「当たる」をつかって、
あたりめって名前に変えてみたり。
こんな風に忌み言葉を避ける文化も生まれます。
で、忌み言葉は悪いのを良い方向に変換する意識だったんだけれど。
予祝は、
未来のどうなるかわからないものを
良いものだと決めてしまうことです。
たとえば正月に行う芸能で、
千秋万歳（せんじゅまんざい）っていうものがあります。
これは平安時代にはもうあったんだけれど、
お正月に、お宅に行って
「あなたのお家は今年もいっぱい福が舞い降りましたー！
やったねー！おめでとうー！」
って、歌ったり踊ったりするものです。
ミソは、去年はいい年だったねーではなく、
今年はいい年だったねー！と、まだ来てもない一年を勝手にいい年ってことにしてること。
ちなみに平安時代は貴族のお宅だけに行く特別なものだったんだけれど、
室町時代ぐらいになると、
一般庶民の家にも来るようになります。
今でも数は少ないですが、
伝統文化として門付けを行う地域もありますよ。
ご想像の通り、これ、現在の漫才の語源。
（お正月に芸人さんばっかりがテレビに出るのも、
実は昔からの伝統を引き継いでるんですね。）
神さまへの秋祭りなどの供物も同じで、
今年もこんなにたくさん豊漁豊作にしてくれてありがとう。
来年もこれぐらいかこれ以上に豊作にしてくださいね。
よろしく！
っていうことで、たくさんのお米や果物やお酒などをお供えしますが、
あれは、来年の豊作の予約をしてるんです。
そんな風に、
幸せの予約をさっさとするっていうのが、
予祝っていう日本の文化なのです。
それもあって、
神社では感謝を伝えなさいってよく言うわけですね。
でも、
これは意識の問題なので。
この予祝の意識が入ってるなら、
感謝だけすればいいんです。
「彼氏ができましたありがとう！」
「結婚できましたありがとう！」
って。
彼氏がいなくても、結婚してなくても、言えばいいって意識だから。
意識としては「神さま、彼氏連れてきてくれるんでしょ❤うふふ❤」ってことだからさ。
でも、予祝の意識がない状態で、
感謝するとなると、
「彼氏がいない今ですが幸せです。ありがとう」
「結婚できませんが幸せです。ありがとう」
ってなるとね、
感謝どころか、
「欲しいのにいないのになにが感謝だ！」
って思いながら、
上っ面で感謝してるふりなんかしたって、
根っこにある不足感や不満が伝わるのです。
で、不足や不満が伝わったら、
神社はエネルギーの増幅装置だから、
そちらが増幅されるの。
結果として誰も幸せにならないわけですよ。
そうなるぐらいなら、
最初っから自分の欲求に素直になって、
「神さまー！私は彼氏が欲しい！！！なのにできないってどういうことだ！作らせろー！！！」
って言った方がよっぽど現実化されます。
だから、願い事はちゃんと願ったらいいし、
感謝するなら、予祝の意味で感謝しなよってことなのでした。
素直が一番
だぞ
さやか
