悪夢のような災害からもう1週間経ちました。
被災地の皆さま。
避難所の方も自宅避難の方も、限られた避難環境の中で、寒さや空腹に耐え、終わらない恐怖に震えていらっしゃる事と思います。
Twitterやblogなど、昔に比べたら通信の手段が様々にある現代ですが、緊急事態を前に無力さを痛感したり、混乱状態に陥るのはいつの世も同じです。
東京の私達には募金や節電など、限られた形でしかご協力出来ず、非常に心が痛みます。
けれど、今のこの時代に出来る事を、使えるツールを全て使って、お力になりたいと思っているのも、きっと皆同じです。
私は、友人の益若つばさちゃん、そして小森純さんが発起人である、この募金プロジェクトに参加させて頂きました。
ＷｅＡｒｅＴｈｅＯｎｅ
東北地方太平洋沖地震募金
http://we-are-the-one.jp/pc/
信じがたい事に、こんな災害時の混乱を悪用して、振り込み詐欺や犯罪なども多発しているようです。
そんな中で私達は、一口に募金と言っても、ちゃんと信頼出来るプロジェクトを選ぶ目を、養わなくてはなりません。
ティーンネイジャーにも支持されているお二人が発起人とあって、より多くの世代に、現状を考えて頂ける機会だと思います。
募金は、数字ではかれるものだからこそ、国民の皆さまにも様々なご意見や気持ちも生じると思いますが、問題は額ではありません。
誰もが子供のから教えられている「人の身になって考える」事、決して他人事と思わない事、その想いのひとつひとつが形になったものだと、私は思っています。
皆さん、今こそ心の手を繋ぐ時です。
どんな些細でもいいんです。
私達の想いを、届けましょう。
そして、東京はまだ寒さも凌げる環境ですし、明るくなくても、誰かと言葉を交わせるだけで、そこに灯りやぬくもりが生まれます。
水道から水が出るのだから、ミネラルウォーターを買い占める必要なんてない、沸かして飲みませんか。
パンやお米がなくても、見つけたら我先に飛び付くのではなく、落ち着いて対処しませんか。
被災地の皆さんには、その「対処」さえ今、無いんです。
ガスが来ていなくても、電車が動かなくても、こんな今、当たり前です。
供給不足が供給不足を呼びます。
だから、この状況を改善する為に一生懸命動いて下さっている各所のプロフェッショナルの皆さまを信じて、慌てるのを止めましょう。
パニックは周囲に伝染し、それが新しいパニックになって必ず自分に返ってきます。
こんな時だからこそ、冷静になりましょう。
私も必ずそうします。
私達芸能人も、地震が起きてすぐから今もエンターテイメントのお仕事をしています。
こんな時に不謹慎なのは百も承知で、日本や世の中を回す為に頑張ります。
私達がラジオやメディアで、少しでも日本を元気にしなきゃと、同じお仕事の仲間とも常々話しています。
皆、悩みながら、頑張っています。
この現実から、逃げも隠れも出来ないし、しません。
皆さんと一緒です。
今、出来る事を考えて、冷静に、支え合って生きましょうね。
まずは今日。
まずは明日を。
神田沙也加