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今朝ニュース番組で、監視カメラがとらえた、お年寄りの方に暴行を加える犯罪の映像を見ました。

血の気が引き、涙が出ました。
気持ちがまだ静まりません。

許せないです。

お年寄りの方々は、私達未熟な世代の何倍も、沢山の辛いこと悲しいこと、大変なことを経験し、またそれに負けないで来られて、今日の日を生きていらっしゃいます。

現代でさえ、毎日色々なことを選択し生きていくのは大変で困難なのに。

私達よりもずっと長くそんな時間を重ねていらっしゃるというだけで、尊敬に値するじゃないか、と私は思います。

満たされた環境の中で生きているからこそ、少しうまく行かないと苛ついたり余裕がなくなったりして、誰かにあたったり、いまでは簡単に人の命を奪ったり。

そして自分の命を奪うのも、自分にだって許されないことだと思います。

いまはそう思えるようになりました。

そのニュースで見た老夫人は、大ケガを負われたそうです。

骨が折れて、自由に動けなくなってしまったかもしれない。

一生引きずってしまうようなケガをしてしまっているかもしれない。

一時の感情に任せて起こした行動が、誰かの人生に多大な影響を及ぼす。

それはもう、自分ひとりの人生の問題ではなくなっているんです。

もちろん、暴行という形ではありませんが、私も愛すべき人に身勝手な行動で迷惑をかけた事があります。

深く反省し、いま書いたようなことを思うようになりました。

辛かったから、頭に来たから…
どこが正当な理由になるでしょうか。

あってはいけないことですが、きっと珍しいケースではない今日の事件。

今日もどこかで起きているかもしれません。

いま、私達が自由に生きるための全てを築いてきて下さったお年寄りの方々、歳上の方、自分を迎えてくれた家族。

感謝を忘れないように、いま一度その事を考え直したいと思います。

こんな事件が無くなりますように。

老夫人が1日でも早く回復されますように。

今日のレミゼのお稽古でもいまの想いを忘れず、バルジャンの人生に寄り添って来たいと思います。


さやっ。