世界中の人が、あなたのほっぺに憧れているよ。
やわらかそう、触りたい、って思ってるんだよ。
今日は一日中、あなたのことを考えて過ごしたよ。

半年だね、
おめでとう😚

ミュージカルオペラ「キャンディード」を見ました。

元はヴォルテールの小説があって、バーンスタインの音楽があって。それを宮本亜門が舞台にした。

有名なキャンディード序曲は、このミュージカルのほんの一部。

2004年に上演したDVDを見ました。

いやあ、役者さんてすごい。音楽が素晴らしい。
以下ネタバレですが、見る人ほとんどいないと思うので…というか、ストーリー自体は小説だしね。

舞台はドイツのウエストファリアから始まる。

お城で暮らしていた若きキャンディード。

彼の先生は楽天主義を説き、この世は何が起きても最良の結果なんだと教えられ育つ。

ところがキャンディードは結婚したいと思ったクネゴンデとの仲を裂かれ、城を追い出される。

そして戦争が起き、ウエストファリア城は攻められ、皆死んでしまう…かと思いきや、あちこちで再会する。

キャンディードは世界中を旅しながら、楽観主義について、生きることについて考える。

生きることに意味はいるのか?いらないのか?

そしてたどり着いた答えは…。

 

最初はただのドタバタ喜劇だと思っていたけど、思いのほか考えされられるストーリー。

戦争や紛争が続く現代にも通じると思います。

 

 「何か質問は?」

女性差別についてのブログを前回書きました。
今日は、私が女性差別について目覚めたきっかけになった講演会のことを書きます。

それまで私は、ふんわりと女性差別の意識を受け入れていました。
女が家事をして当たり前。女は外見を気にするものだと。それはそういう家庭に育ちました。父親は家事・育児を一切せず、母が働きながら3人の子どもを育てていたのを間近に見ていて、自然と身についたものでした。

そして、戸惑っていました。Twitterを見れば、女性たちの悲痛なつぶやき。「痴漢にあったのは派手な格好をしていたからと言われる」「メイクを変えただけで男を意識していると思われる」「コンビニにエロ本が堂々と置いてあるのは日本だけ」こんなツイートが流れてくる。それから当時、志布志市のCM「うな子」のことが話題になっていました。他にも女性蔑視だとされる企業CMがたくさん話題に。なんとなく嫌だなあと思いながらも、そのもやもやがなんなのか、私にはよく分からなかった。

私は幸運にも、三浦まり先生の講演を聞くことができた。上智大教授です。
先生のお話は、「うな子」を初め女性蔑視のCMは何が問題かというと、女性の人権を蔑ろにしている点だということを指摘してくれた。うなぎを女性に見立て、スクール水着を着せ、いやらしさを強調したCM。自治体のCMという公的な場面でも女性を性的に見ても良いという価値観に基づいた、女性差別によるものだと教えてくれた。さらに問題なのは、このCMが作られるまでに、女性が意思決定に参加していないということ。女性がもしCMを作る過程で意思決定に参加していれば、このCMは世に出ることはなかっただろうと。これは政治にも同じことが言えて、女性議員が少ないことが女性にとって生きにくい環境にしているんだということを教えてくれました。
痴漢被害にあって「そんな服装をしていたから」と言われることも、女性差別によるもの。どんな服装をしていても痴漢被害にあっていい理由にならない。
電車内での女性の化粧。そんなに迷惑かけていますか?ということ。化粧をやめるようポスターが作られるのはおかしくないですか?それなら電車内で目の前でエロ本を開かれるほうがよほど迷惑だと。なぜそれを男性に指摘するポスターは作られないのか。
「女子力」という言葉。これが具体的にどういうものか学生に聞いてみると、「飲み会でサラダを取り分ける力」という返答。サラダを取り分けることが女らしいんだと。これも、女性が料理をすべきだという価値観。女性差別。
女性差別は社会の構造の問題だと教わりました。社会全体が女性差別の意識を持っていて、だからいつまでっても女性差別の問題がなくならない。企業は炎上すると表面的には謝るけど、何が悪いのかわかっていない。また女性差別を繰り返す。構造の問題だと理解し、一瞬目の前が真っ暗になったけど、女性議員を増やすなど海外では女性が社会に出るしくみをどんどん作っていることを学んで、私たちにもできることはあるんだとわかりました。
それまで、ジェンダーの学習といったら、テーマになるのは従軍「慰安婦」の問題、夫婦別姓の問題が多かったです。もちろんどちらも大事な問題だけど、どこか自分とは遠い世界のことだと思っていました。でも三浦まり先生のお話は、とても身近な共感できるお話ばかりでした。そして「女性たちはとても優秀。女性たちはみんながんばっている。だから女性たちはもっと自分の意思で活躍できる」というメッセージを受け取りました。私は目覚めました。今までもやもやしていた理由がはっきりしました。女性差別をなくすためにできることをやろうと思いました。

私のような価値観に縛られている女性は多いと思う。ひとりでもこの価値観から解放され、自分らしく生きてほしい。私はいつもそう思っています。

東京医大の女性合格者を抑制していた問題。

あれは受験した女性だけの問題ではないですよね。
「結婚・出産を理由に女性の権利を奪って良い」という考えに基いた、女性差別の問題。
 
私自身、ずっと女性差別の意識を受け入れてきました。
「家事は女がやるべき」「女は着飾るべき」という考えの家庭で育ちました。私もその意識はずっと拭えず、結婚してからも一人で家事を背負い込んでいました。
 
ジェンダーについて大学教授の話を聞いたり、Twitterで女性たちのつぶやきを見るうちに、気付いたのです。家事をやるのは男も女も関係ない。見た目を気にするのは、男の人のためではないと。
 
ジェンダー。生物学上の性別ではなく、社会的に与えられた性別役割のこと。「女は女らしく」「女は料理くらいできないと」など。これって女性だけでなく男性も一緒ですよね。「男は一家の収入を支えるべき」などの思い込みは根強いです。でも、圧倒的に女性の方がこの価値観に縛られています。
 
女性に対する社会的な性別役割によって、何が起きるか。多くの女性は家事や育児、介護を一手に引き受けています。海外では性別は関係なく家事・育児をやるのは当たり前なのに、日本ではまだまだです。女性の性が商品になり、コンビニにはおっぱいが大写しになった雑誌が並ぶ。性犯罪も当たり前にあります。痴漢は犯罪なのに、「そんな服装をしていたから」とか「そんな時間に出歩いていたから」などと言われてしまうのが今の日本。性被害を告発した女性が「罠にはめたんだろう」と攻撃されてしまうのが今の日本。こういう雰囲気は、昨日今日できたものではなく、脈々と受け継がれてきた女性差別の意識によるものです。
 
テレビをつければ、街角で女性に料理を作らせる番組がやっています。できない女性を笑っています。笑っているおじさんたち、これ作れるんですか?それから「モテコーデ対決」とファッション対決をする番組もあります。女性はモテるためにファッションを気にするという価値観の押し付けです。夫のことを「ご主人」「旦那様」と呼び合う出演者。夫婦は主従関係ではないのに…。決まった価値観の押しつけにうんざりです。
 
私は、こういう価値観に縛られている女性たちが少しでも解放され、自分らしく輝いてほしいと思う。そのためにできることをしたい。家事・育児に縛られている女性。メイクを変えたら「男できたの?」と言われる女性。痴漢に毎日あう女性。こんな日本を変えたい。「女はきつい仕事は無理」とか「子育てだけしていればいいから」といったやんわりした女性差別もうんざり。そんなの気遣いでもなんでもない。やりたいと思った女性の可能性を奪うなよ。
 
私からは以上です。
はやく。
おおきく。
ならないかなあ。

私は待ちくたびれてしまいそう。
今日は7月7日。
去年、七夕の日に、「核兵器禁止条約」が国連で採択された。
核兵器の使用、所持などを禁止する条約。
核兵器をなくそうと世界中で運動があって、被爆者のみなさんががんばって訴えて、ようやく実現した条約。
今までは国連の議場の外でわーわー叫んでいた人たちが、今度は議場で条約について話し合った。
すごいことだった。

日本は条約に参加しないと聞いた。
がっかりだった。
日本は核兵器を持つアメリカと同じ態度。核兵器は段階的に減らしていくべきとか、条約は現実的でないとか、それこそ非現実的な理由で参加しないそうな。

これからは、日本やアメリカがこの条約に参加するよう働きかけることが大事。
ヒバクシャ国際署名もまだまだ集めてます。
私は署名用紙を玄関に置いてるよ。
あなたは、何をしますか?
私は大きな傷を負った。
誰も悪くない傷。
私にしか残らない傷。
それは正確ではない。私と、家族と、友達にもほんの少しだけ残った傷。
今はとっても元気。
だけど時々叫びたくなる。
心の中で何度も呼んだ名前を。


わたしの願い事。

よりたくさんの人が平等に幸せになること。

ごく一部の人だけが幸せな世の中はいやだ。

お金がある人もない人も、障害のある人もない人も、男女も関係なく、国籍も出身地も関係なく。

みんなが平等に幸せになることが、わたしのおっきな願い事。

 

わたしの友達。

教員で毎日長時間働いている。

少ないお給料で保育士や介護士として働いている。

シングルマザーで子供の学費が心配。

米軍基地の近くに住み、騒音に悩まされている。

わたしの友達、その子供たち、孫たちが、より幸せになるように。

もっとそれぞれの能力を発揮しながら、キラキラ生きられるように。

そんな世の中にしたい。

 

たとえば、働く人を長時間働かせることで儲けている人は、長時間労働がだめって決まったら「自分の利益を取られた」と思うかもしれない。

でも、長時間働かせることで儲けている人は、たくさんの働く人の犠牲のうえに儲けている。

たくさんの働く人の時間を奪うことで儲けているのだから。

だったら、たくさんの働く人の利益を優先すべきだろう。

儲けることは悪いことじゃない。

ただ、みんなが幸せになれるルールを作ってほしい。

 

長時間労働や過労死をなくす。

お金があるなしに関わらず、行きたい人が大学へ行けるように。

武力は持たない、使わない。軍事基地はつくらない。

外国人への差別はいらない。

全国どこでも中学校給食をやる。

 

みんなが幸せになりますように☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

 

「働き方改革」法案が昨日、参議院厚労委員会で可決した。委員会が通れば、参議院本会議は時間の問題。恐らく今日、法案は成立するだろう。

 
私は、「働き方改革」法案のことをずっと学んできた。法案の内容がまだはっきりしないときから学んできた。
法政大の上西充子教授という人がいた。YahooニュースやTwitterでこの法案の危険性を逐一発信していた。私は彼女の発信を追った。
 
この法案には問題がありすぎた。
まず、「裁量労働制」という残業代が出ない働き方があって、ひどい働き方のため、さすがに対象業務が限定されていた。法案は対象業務の拡大が書き込まれていた。しかし、政府が裁量労働制のほうが通常の労働者より労働時間が短くなるかのように出てきたデータが間違っていた。政府は裁量労働制を法案に入れるのを撤回した。この間違ったデータがなぜ使われていたか、検証はいまだ済んでいない。
法案には高度プロフェッショナル制度(高プロ)のことも書かれていた。これは政府がいう「柔軟な働き方」でも「成果で評価する働き方」でもなかった。雇用主が労働者を24時間連続で働かせてもよい内容であり、残業代という観念がなく、雇用主は時間外割増賃金、休日・深夜の割増賃金を払わなくてもいい内容だった。成果がどうの、柔軟がどうのとは法案のどこにも書かれていなかった(成果で評価する働き方は、法案が通ってなくてもできます)。法案には一応、1000万円くらいの所得がある人が対象だとあるが、それは省令でいくらでも下げられるものだった。
高プロ導入のニーズ問題もひどかった。政府が高プロを「やってほしい」と労働者から聞き取ったと言うので、国会で野党が追求した結果、法案が作られる前にニーズを聞いたのはたった1人だった。1人のニーズで作られる法律って…。
加藤厚労大臣の答弁がひどかった。上西教授によって「ご飯論法」と名付けらた。「朝ごはんを食べたか」と聞かれて「パンを食べた」ことは黙っておいて「ご飯は食べませんでした」と答えるような、不誠実な答弁。その場しのぎで嘘をついたりごまかしたりは、結局あとでバレることになった。それでも「ご飯論法」を続ける加藤大臣。国会での議論は無意味だと思わせる効果は充分だった。そんな効果いらないんだけど。
法案には過労死遺族の会の方々が反対した。過労死してしまったNHK記者の佐戸みわさんのお母さんは街頭宣伝に参加して、この法案の撤回を訴えた。遺族の会のみなさんが安倍首相に面会を申し入れても、ついに実現しなかった。
国会の議論はめちゃくちゃ。問題があちこちに散らばって、とてもこのまま採決なんかできない状況。普通の神経なら。それなのに、おそらく今日、法案は成立する。
 
すでに日本の働く環境はひどい。海外では高い残業代(時間外の割増賃金)が当たり前に払われるのに、日本ではサービス残業が当たり前。派遣労働は自由化され、今や若者の半分が非正規雇用という不安定な状態。最低賃金が低く、ダブルワーク・トリプルワークに追い込まれる若者。裁量労働制は業務は限られているが存在する。教員の長時間労働の問題…。若い人たちが希望を持って働けるように環境を整えることこそ大事なのに、こんなバカバカしい法案が成立する日本。
 
せめてまともに議論ができる政府をつくるために、私に何ができるか考える。あなたも考えよう。