映画「貞子VS伽倻子」(2016)

ホラー度★★★☆☆ 耐性が高い人は笑えるかもしれない
ストーリーの納得度★★★★☆
キャラ立ち★★★★☆

呪いを解く作戦がファニーなだけで、他は普通に怖い映画。
意味不明な展開もなく丁寧に進んでいく印象。怪異のルールを説明したり、こうすりゃ良かったんじゃない?っていう逃げ道を潰してみたり。ちっとも説明的じゃなくて、このあたりが普通に怖かった。
ただ、ジリジリ迫ってくるジャパニーズホラー系の怖さは薄く、わりと直接的。
ヒェッSAN値ゴリゴリ削れてるとは思ってたけど、人間やばない?ってシーンもあった。怪異のお二方は自分らのルール内でやってるけど、彼女のは大量殺戮やん…。でも展開としては突飛じゃないという。
前評判では百合くさいと聞いたけど、確かに。あんまり友人って雰囲気じゃないよね。恋人がああなったんなら、主人公の動きというか展開が自然とすら思える。
とても印象に残ったのが、経蔵珠緒コンビ。めちゃキャラ立ってる。珠緒ちゃんはきゃわわだし、経蔵も魅力的。この二人が怪異を解決していくスピンオフ作ってよ!
教授は貞子には会えずじまいだったけれど、確かにあんな偏執的な自分のストーカーみたいなおっちゃんに会うのは怖いわな。自分の方が強くても。女の人だもんね。
ラストの曲がなんかとてもよかった。デーモン閣下やんけ!