こんばんは~

 

 

インド旅の続き。

 

 

ポンディシェリーでの宿は

ロックビーチ近く。

 

 

 

そこからリキシャで30分位の所に、

オーロビンドの奥様 ミラ・アルファサ さん

(通称マザー)が作った

エコヴィレッジがあります。

 

 

 

その名はAurovile 

オーロヴィル

 

 

 
↑世界中のエコ活動に関心がある人が集まる場所

 

 

オーロヴィルを知ったのは、

2011.3.11から少し経った頃。

 

東日本大震災とその後の原発事故による、

福島県の悲惨な状況を見て、

発電の為だけにこれだけの被害を被らされた被災地の実情に憤り、

安全な方法で必要分の電気を作ることはできないのか?

それをやっている国や地域はないのか?

と調べ始めたのがキッカケ。

 

 

地球上のあらゆる場所で、

太陽光や風力、地熱等、自然の力を使っての発電をやっているけど、

結局、人類の生活に必要なエネルギーの大部分は未だに火力発電と原始力発電頼み。

 

 

小さな集落ごとに電気を作り使う事は可能でも、

人の生活が電力への依存を肥大化させてもいるので、供給は自然発電だけでは無理。

 

でも、火力や原子力への依存を少しでも減らしたいと考える人は少なくないようで、

同じ想いを持ちながら生き方を考える人々の集落、エコヴィレッジが世界中のあちこちにあります。

 

 

オーロヴィルもその一つ

 

 

ワユキの敬愛するオーロビンド・ゴーシュは極めて哲学的で信仰的な人なのに対し、

パートナーでありオーロヴィルの創始者であるマザーは、エコロジー重視な印象。

 

それは、オーロヴィルに行けば一目瞭然でした。

 

集落の最大の特徴。

それは、循環型かどうか。

 

 

食べ物もエネルギー源も全て循環しているかどうかを重視しているようで、

自然たっぷりなその環境は、華美さはなくどちらかというとプリミティブな印象を受けました。

 

そこに集う人々がそういう志向の人が多いからだと思います。

 

 

 

 

モノ作りが盛んなのもエコヴィレッジの特徴の一つだけど、

ここでも石鹸や線香、様々な手工芸品が作られ販売されていました。

もち、そのどれもがオーガニックで無農薬なものを使って作られたものなんだそう。

 

レストラン等の食事処も多数あり、世界中から訪れる観光客を迎えます。

 

 

 
 

 

 

まあ、斜めに見ると、観光客頼みの経済ともいえるのだけど・・・・凝視

 

 

 

巷にある多くのエコヴィレッジと似ているようにも見えるけど、

このオーロヴィルには大きな特徴があります。

 

それが Matrimandir

 

この集落のシンボルが、

巨大な瞑想の場所である、

という事。

 

 

↑ジャーン花火

前にいる人と比べるとその巨大さがよくわかりますよね~

 

 

 

↑展示されてた内部構造

 

↑中央に世界最大の水晶がありそれが太陽光を反射するのだそう

 

 

インドという土地柄と、オーロビンド・ゴーシュというインド哲学者のパートナーだった事も関係しているのだと思います。

 

このマトゥリマンディールという黄金色に輝く球体の建造物は

極めてスピリチュアルな場所。

 

屋内で太陽を感じながら瞑想が出来る貴重な場

 


 

 

↑ヴィレッジ内に建つオーロビンド・ゴーシュ像お願い

 

 

実際に、オーロヴィルを訪れて思った事。

 

エコロジーな循環型の社会は素晴らしいと思うし、そういった環境で暮らしたいとも思う。

過去、パーマカルチャーを学んでもいたので、

こういった集落には関心も憧れもある。

 

でも、そこに信仰的な要素や哲学が流れていないと、

人同士の意見の対立等が起こりやすくなるのでは?

 

と感じました。

 

 

循環型の暮らしもだけど、こういったエコヴィレッジに拘らなくても、

ゴータマさんやヴェーダーンタの哲学に基づく暮らし方は出来るわけで。

 

 

ただ、循環型の暮らし方の最大の特徴である「もっともっと」の消費型ではなく

「あるものを工夫して使う」というそぎ落とす暮らし向きや考え方には強く賛同できるし、

今後も日本で行う自分なりの循環型の暮らし方、他の生き物の搾取を減らす暮らし方へのヒントが沢山あるとは思いました。

 

 

 

↑大好きになったローズミルクラブ

 

 

 

↑信じられない美味しさのジンジャー昆布茶
甘めの炭酸なんだけど
コレの美味しさ忘れられない💓
 
 

同じ信仰を持っていても、

好みや考え方が同じとは限らない。

 

それが人という生き物。

 

互いを尊重しながら暮らす事の難しさでもあります。

 

 

同じ信仰、近い倫理観、好みのライフスタイルが似てる・・・

 

似た人と出会う喜びと、

違ってしまった時の落胆

 

 

一人よりも二人

でも、その二人を続ける事すら難しいのだよなぁ凝視

 
 

いろいろな事を考える時間をくれたオーロヴィルでした。

 

 

ありがとう~~~

マザー、オーロビンド・ゴーシュお願い