こんばんは~

 

今回のインド旅の大きな目的の一つに

南インド タミルナード州ポンディシェリーの

オーロビンドアシュラムに行くことがありました。

 

オーロビンドアシュラムの主である

オーロビンド・ゴーシュ師については

このブログでも何度か記事にしています。

 

 

 

オーロビンドというヨーギー

↑2018年の記事へクリック

 

 

この記事にもありますが、

オーロビンドさんはイギリスからの植民地解放運動の中で、

ラーマクリシュナやヴィヴェーカーナンダの思想に影響を受け、

その影響を「カルマヨーガ」を通して

「宗教を超えた人間としての在り方」にまで

昇華させた人。

 

 

 

 

インドの偉人の多くが説く、

ヴェーダーンタ的な世界の捉え方、

ゴータマさんが生涯を掛けて説いた

福祉的な考え方やそれを行動にうつす動機付けを、

資本主義個人主義的な考え方に毒されつつある

(敢えて毒とします)

自国の人々に分かりやすく訴えかけました。

 

 

ワユキは今、世界的にみても類まれな慈善活動家であるサティヤサイババさんの生涯を追ってもいますが、

サティヤサイババさんはご自分の優れた霊的共感力を多くの慈善事業の為に使われ、

福祉事業家としての活動が際立っている人なのに対し、

オーロビンドさんは、

どちらかというと心の在りようについて書物を通して語りかけた人。

 

 

で、今回、

そのオーロビド師のアシュラムへの

訪問が叶いました。

 

 
 

 

オーロビンド師はとうに亡くなっていますが 、

アシュラムはその亡骸の埋葬地となっており、

現在は、彼への想いを各々が内面で語り掛ける場として機能しています。

 

ワユキが訪れた時にも、人種も国籍も様々な多くの人が訪れていました。

 
アシュラム内は私語厳禁。
写真撮影も勿論不可で
入り口でスマホも電源自体をoffにするようにとの注意を受けます。
 
 

ガーベラで囲まれた棺の前で瞑想する人、

祈る人、

それぞれが自分の中のオーロビンド師と向き合っていました。

 

 

ワユキも亡骸の前で祈りを捧げましたお願い

 

 

内容は 感謝笑い泣き

 

 

オーロビンド師の著書に触れられたから、

ゴータマさんの思想を自分の活動に落とし込む事が出来たし、

人として成長する為に、

ラージャヨーガ(瞑想)や

荒行(断食や火くぐり等)ではなく、

慈善活動も大きなものに成りうると確信を持たせてくれました。

 

慈善活動というと日本人は金儲けとしての「偽善」的に斜めに見る人多いですよね。

特にそこに宗教が関わっていると、

拒否反応も大きくなるように感じます。

 

確かに過去、日本の慈善事業は国が公費で行ってくれていました。

生活保護が筆頭ですが、

現在も私たちの最低限の生活は公費によって護られると憲法で保障されています。

 

でも、国の公共事業経費削減

(PB黒字化に拘る誤った政策)により、

ここ30年間、日本は消費税は上がれども福祉の予算は増えていません。

 

今回の能登地震の被災者支援もですが、

国が公費を出し渋り民間に丸投げしている体で、

国を頼っていた社会主義的な日本の慈善事業は過去のものになりつつあります。

 

 

余裕がない人が増えている感じがしませんか?

 

福祉的な活動を主としているワユキにとって、

この日本の

「人にかまけてる余裕はない」

という利己的なものの考え方はとても気になります。

 

 

でも、オーロビンドの思想は、

そんな利己的な人にも響くものがあります。

 

何故なら一般的な瞑想に代表される山に籠る的な修行よりも、

生活の中、仕事や働きにより己のステージを上げる事が出来ると説いているから。

 

 

社会的なミッションを解決する仕事は、

報酬を得ながら社会の中で困難に喘ぐ人たちを救う手助けが出来ます。

 

「人の為に何かをしたら

必ず自分も何かを得られる」

 

 

真のエゴイストは

利他の実践をする 

 

これはチベット指導者のダライ・ラマの言葉ですが、

 

「自分の利益を考えるなら

まずは人に与えるべき」

 

という真理を説いています。

 

 

利己(エゴイスト)と利他(真のエゴイスト)

↑過去記事 真のエゴイストの勧め

 

 

これに気付けるか気付けないかで、

その人の幸福感は大きく変わってしまう程のもの。

 

「自分の人生には何か足りない」

「もっと欲しい、もっと満たされたい」

 

「でも結局何が欲しいのか分からない」

 

こういう人は一度慈善活動やボランティア活動をやってみるといいと思います。

自分を変える大きなキッカケになるかもだし、

巷にあまたある我利我利な餓鬼の世界観から脱出する手段も同時に得られるかも。

 

 

とエラソーに言ってるワユキも、

ギーターの教えのように

 

「無私で見返りを求めず与え続ける」

 

という域には全く到達出来ていませんが・・・

トホホ・・・えーん

 

 

 

晴れ

 

 

 

ワユキの人生観を大きく広げてくれた

オーロビンド師。

 

アシュラムでは沢山語りかける事が出来ました。

 

次はいつになるか分からないけど、

また必ず行こうと思っています。

 

 

 

最後に・・・

帰国後にオーロビンドアシュラムから手紙が届きました。

埋葬地に備えられた花びらの押し花と写真。

 

大事な宝物になりましたおねがい

 

 
 

これを授けられた事に報いる事が出来るよう、

オーロビンド師に影響を受けた人間の一人として恥ずかしくないように

カルマヨーガな自分の役目に更に精進しようと思いますお願い

 

 

善良であれ

OM🕉