こんばんは~ ブッダ

 

 

旅から戻りました。

 

今回は久々に北へ向かいました。

 

フルリモートワークとなり、ワーケーションで北海道をぐるりと回っている友人から

「北海道来なよぉ~~お願い」とのお誘いを受け、コロナ緩和策の遅れという政治の無策による円安、物価高で苦しむ日本経済や旅行業への循環の一つとなれば、

との思いもあり、✈チケット手配し行ってきました。

 

 

北海道と一口に言ってもとても大きいですよね。

 

ワユキは東京出身ですが、大して大きくもない東京の全ての場所に行ったことがあるわけではなく、日本の都道府県も行けていない地域がまだ結構あります。

 

南国好きで、お金と時間があったら温暖な場所で海に入りたくなってしまうのもあって、基本あまり北へは行かないのですが、結果、誘ってくれた友人に大感謝の旅となりました。

 

 

北海道といえば農作物や海産物の豊かさと、広大な土地、そして動物たち。

 

大きな大きな北海道ですが、ワユキが北海道に行くなら絶対ココ!!飛び出すハートと思っていたのが

 

釧路市の阿寒湖周辺

↑観光船がカッコいい~~~~~ラブ

 

 

元々、縄文文化やその縄文文化を牽引していたであろうアイヌ文化に強い興味を持っていたからです。

 

それとやはり温泉。

 

阿寒湖一帯は集落のあちらこちらから温泉が湧いています。

↑足湯出来る場所が散歩コースの至る所にあって、歩いちゃ温泉、歩いちゃ温泉。

温泉好きにはたまらない場所ラブ

勿論、宿の温泉にも何度も入りました~~ニコニコ

 

 

アイヌ文化といえば北海道札幌近くの白老町のウポポイという施設が有名ですが、今回はどうしても体験したいものが阿寒湖にあったのです~~

 

 

 

ワユキがどうしても体験してみたかったのが、阿寒湖アイヌコタン(アイヌの人たちが住む村、集落)の中にあるステージでのアイヌ歌謡。

 

そこに導いてくれたのが、阿寒湖在住のアイヌ 日川キク子さん

 

 

 

阿寒湖のアイヌコタンに住むアイヌ歌謡の歌い手さんです。

 

 

↑こちらはお孫さんの舞との共演動画

 

そのアイヌ歌謡のレジェンドである日川さんの歌を以前から聞いてみたかったのです。

 

 

クマ

 

 

阿寒湖到着翌日

 

さっそくチケットを入手して、コタンの中にあるアイヌシアターへ。

 

 

 

↑シアターはコタンの奥の方にあります。

 

 

上演中は撮影不可なので動画も写真もUP出来ませんが、日川キク子さん、元気に歌ってらっしゃいました乙女のトキメキ

嬉しくて嬉しくて~~ラブラブラブ

 

 

御年85歳くらいになられていると思うのですが、見事な喉を披露し、シアター中に歌を轟かせてらっしゃいました。

 

 

このシアターではアイヌ文化や精神世界に沿った様々な演目の上演があります。

 

時間の都合で、日川さんの唄と踊り手さんたちのこの古式舞踊の演目だけしか見ることが叶わなかったのですが、次回は全ての演目を見たいと思っています。

 

 

↑文様好きなのもあり、アイヌのシンボルには興味深々。

 言語同様にシンボルも大事な民族文化の一つ。 

 奄美の大島紬の柄に通ずる自然を文様で表現する豊かな文化を守ってゆきたい。

 

 

ワユキは鹿児島県奄美島唄の朝崎郁恵さんの唄も好き。

 

奄美文化とアイヌ文化にはどこか通ずるもの、似たものを感じていたのですが、その想いは今回の旅で更に強くなりました。

 

 

 

その後、アイヌコタンをぶらぶらしながら、アイヌ刺繍の文様についてのお話を伺ったり、とても素敵な時間を過ごせました。

 

↑アイヌ料理が食べられるお店

 

↑こちらの店主の西田さんはアイヌ手芸の先生。アイヌについて沢山お話して下さいました。

 その西田さんの手芸が表紙になった素敵なノートを買いました。そのうちInstaにUPします~ニコニコ

 

 

↑窓の外にはアイヌの方々の信仰の聖地が

 

 

霧

 

 

 

カムイ(神)は自然のそこかしこにいる。

 

 

日本の先住民族であるアイヌの人たちの精神世界は、後に大陸からきた移民達の信仰と合体した日本神道の中にも色濃く残っています。

 

 

ワユキが長く興味を惹かれる縄文文化はアイヌ文化そのものです。

 

そして、その対極にあると思われがちな一神教のイスラームやキリスト教。

でも、イスラームの一つの信仰形態である神秘主義は、アッラーは地上にある全てのものに宿る、としています。

 

 

「万物に神が宿る」

とする精霊信仰は、どの地域にも必ず神話としてありますし、都会という人造物に囲まれている地域にいても、海に入りや土(大地)を踏みしめ、空を仰ぎ風を感じ、そこに癒しや神秘を感じる感性が人に宿る限り、完全に捨て去る事は出来ません。

 

 

日本神話にある大国主がいた出雲族。

そして、多分、その出雲族が来る前から日本列島にいたであろうアイヌ民族。

 

 

出雲族の信仰は朝日を拝み、自分たちに恵みを齎す海に感謝するもの。

 

アイヌの信仰は、自然のそこかしこ、自分たちの命を繋ぐ動植物にカムイという神が宿っているというもの。

 

共に、大自然に生かされている自分たち人間という生き物の小ささを知っていたように思います。

 

 

 

で、今の私たちは?

 

 

金を拝み、テクノロジーを競い合い、生物の頂点に君臨していると勘違いをし、自然や他の生き物を下に見る尊大な生き物になっているように思えて仕方ありません。

 

 

だからこそ、アイヌの精神世界に触れると、生き物としての野生に似たものが沸き上がり、謙虚に真摯になるのだと思います。

 

 

確かに人の生き方は多様。

 

でも、私たちの本質は肉体ではなく精神です。

 

 

肉体の快感ばかりを追い求めたり、肉体を良く魅せる為に服やら金属やら人造物でギラギラと飾っても、どこかに虚しさが漂ってしまう気がして疲れてしまう・・・そして、それらに満足という言葉はありません。

次から次へと生み出し消費し、また次を探し続ける。

 

 

ワユキ自身も物質は沢山はいらないけど好きだし、経済を回すことは弱者を支える事にも繋がる仕組みに社会構造がなっているので、金札束を否定はしません。

 

だからこそ偏らずバランスを取る為にも精神世界を豊かにしたい。

ゴータマさんの言葉やアイヌ文化の高い精神性に触れて偏りやとんがりを平らにしたい。

 

こうしてご縁を貰ったアイヌ文化にこれからも触れ続けたいと思わされました昇天

 

 

 

阿寒湖周辺の飲食店の方々、そして、阿寒湖アイヌコタンの皆さん、ありがとう~~~~~くま

寒くない時期選んで、また、絶対に行きます照れ

 

 

そして、日川キク子さん、どうかこれからもお元気にステージに立ち続けて下さいニコニコ

また歌を聞かせて下さい~~~♡

 

 

 

虹