命に関わる病気とは? | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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わんちゃんがかかる病気には

さまざまな種類の疾患があります。

 

治療することで治る病気もあれば

完治が難しく進行を遅らせる方法しかない

病気もあるでしょう。

 

そして中には

「かかってしまうと致死率がほぼ100%」と

言われるような恐ろしい病気もあります。

 

その1つは・・・

「犬ジステンパーウイルス感染症」です。

 

ジステンパーウイルス感染症とは

わんちゃんだけでなくイタチ科やアライグマ科などの

動物も感染する病気です。

 

主に消化器や呼吸器症状が見られるケースが多く

神経系の症状を発症する子もいます。

 

吐やくしゃみ、食欲減退、痙攣、麻痺といった

症状が見られることが多く

神経系の症状が発症すると致死率が100%に近くなる

非常に恐ろしい病気です。

 

脳神経に症状が起きてしまうと

死に至らず治療ができた場合でも

後遺症が残ってしまうため

その後の生活が困難になるわんちゃんも少なくありません。

 

日頃からの予防としては

必要なワクチンの接種や健康的な生活習慣

ストレスのない生活環境や接し方を

心がけることが大切な事です。

 

あとは、定期検診を受けたり

感染症を患うような場所に足を踏み入れない

拾い食いしないなどの

危険な行動を避ける行為が恐ろしい

感染症を予防することにつながりますので

これらにも注意してあげて下さい。