再度掲載!!アジサイの危険 | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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ペットがあじさいを食べたことで

食中毒症状を起こしたという事例が数多く報告されています。

 

このブログでも「アジサイの危険」はすでに

お話はしていますが、最近特にこの事例が増えているようで

ニュースでも放送されていました。
 

では、どの毒があるのでしょうか?

一般的には、あじさいの「根」「蕾(つぼみ)」「葉」に

含まれる青酸配糖体(アミグダリン)という物質が

中毒の原因だと考えられています。

これを、動物が食べると消化の際に出される酵素に反応して

猛毒のシアン化水素が発生し、中毒症状を引き起こすと

言われているのです。

青酸配糖体は「アジサイ」の他にも含まれており

梅やアーモンド、モモなどにも含まれます。
 

病状的には、ふらつきや興奮、過呼吸、嘔吐、痙攣、麻痺など

さまざまな症状が見られます。
 

 

アジサイを食べてしまったら

症状の有無に関わらず、まずは動物病院へ連絡して

病院に連れて行ってあげてください。
飼い主さんの勝手な判断だけはやめてくださいね。