ねこちゃんのちゃんのごはんについて(7)治療中にごはんをあげる時の注意すること | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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ねこちゃんが病気になり、食欲が落ちてしまった

と言うお悩みを良く耳にします。

 

こんな時はどのように食事を与えたらよいのでしょうか?

今日は「治療中にごはんをあげる時の注意すること」について

お話をしていきたいと思います。

 

<注意点>

1)陶器などの食器に変える

食器に洗剤の匂いが残っていることで食べなくなっていることもあります。

陶器などの匂いの残りにくい食器に変えてみましょう。

 

2)食べ残しはすぐに下げる

ドライフードなどのフードが入ったお皿を一日中置きっぱなしにすることで

常に部屋にフードの匂いがする状態になります。

猫は体調が悪い時に嗅いだ匂いを嫌いになってしまうので食べ残したら

すぐに片付けてあげて下さい。

 

3)平らなお皿で食べさせる

お皿にヒゲが当たり、それを不快に感じて食べなくこともあります。

ヒゲの当たらないような平らなお皿で出してあげてみて下さい。

 

病気の時は元気な時よりも特に「匂い」に過敏になっています。

少しの変化で食欲が落ちる可能性も考えられる為

そこにも配慮してあげる事をおすすめします。

 

その他、人肌に温めてあげる、安心できる場所で

ごはんをあげてあげるなども試していただく事も良いと思います。