猫ちゃんの毛は「夏」と「冬」とでは明らかに量が違う理由とは…? | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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猫ちゃんの毛は「夏」と「冬」とでは明らかに量が違う事は

皆さん、ご存知でしょうか?

 

「冬」多いのは、寒さから身を守るため。

「夏」が冬より明らかに少ないのは

 涼しく過ごす為ではないかと言われております。

 

今日はこの猛暑の時期なので

「夏」についてだけに絞り、お話しさせて頂きます。

 

生え変わる時期的には

寒い冬が終わって、暖かくなってくる

春先に冬毛から夏毛に生え変わり始めます。

 

保温のためのアンダーコートが抜けてから

硬いオーバーコートが生えてきます。

オーバーコートが生える密度は低い事から

通気性を良くすることで体温調整を行っていると言われています。

 

季節にあわせて毛を生え変わらせて

体温調節を行うことを「換毛期」といいます。

猫ちゃんには汗腺がないので、夏毛と冬毛をうまくコントロール

をしているのだと思います。
 

こうした知識を知っておく事は大切だと思いますので

猫ちゃんの飼い主さんには知っていただいた上で

愛猫と暮らして頂きたいと思います。