この猛暑!愛犬を車に入れて出ていかないで下さい!! | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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この猛暑で、自動車の中に犬を残して

買い物などをすることはとても危険です。

 

少し、窓を開けていても車内の温度は

あっという間に危険な温度に達していきます。

中にいる子は熱中症のリスクに晒されることになります。

「死」に至る場合もないとは言い切れません。

 

わんちゃんにとって快適な気温は15℃~25℃です。

犬種、コートの長さや密度、体型などさまざまな要因で

変わって来ますが、ブルドッグやパグなどマズルの短い

短頭種の犬では鼻腔内に空気を通して

熱を逃す機能が低いため、25℃は十分に熱中症が起き得る温度ですね。

 

気温が35℃を超えると

は体の熱をコントロールするために口を開けてハアハアと

喘ぐように呼吸する必要があります。

 

しかし、換気の悪い車内は湿度も高くなり

ハアハア呼吸することが困難になります。

 

車に置き去りは

1分でも辞めて頂きたいです。