ベトナム「ハノイ」での「犬肉」文化 | 佐藤貴紀のペットなんでも相談室

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   そもそものベトナムの「犬肉」の文化は、100年前にもおよぶ。

   北部で食べられていたと言われています。

   ハノイがあるベトナム北部には四季があり、冬は10度前後まで冷え込む為

   プロテインが豊富で、食べると体が温まることから、犬肉が好まれたとの事。

   現在も、北部のほうが犬肉料理店を多いと言われているそうです。

 

   しかし、現在ベトナムでは「食用犬」の養殖をすることは認められていない。

  「犬牧場」を経営できないのなら、食用の犬はどこから来るのか疑問であります。

 

   どうやら「飼い犬の盗難」が多いと言う。

   ベトナムでは住宅地などから飼い犬が盗まれる事件がたびたび報じられいます。

   2012年には、住宅街で犬を盗もうとした2人組の男に

   飼い主さんが愛犬を守ろうとして撃たれて死亡する事件まで起きています。

 

   この背景には犬や猫を診る獣医師はまだまだ少ないのが原因の1つではないかと

   見られています。

   そこで、獣医のレベルアップや増やすことも考えているようだ。

 

   しかし、食文化を守ろうという人たちと、犯罪行為をなくそうと

   訴える人たちがいるベトナム。

 

   時代とともに「食文化」も変わりつつあることも事実。

   その時代に歩み寄らないとならないのでは

   ないのではないでしょうか?