ぼくさわとんは、「イケメン」と言われたことは
36年間の人生で一度も、たった一度もありません!
(誰か~、待ってます^^)
けど、「イクメン」なら、これから呼ばれるかもしれない。
「イクメン」という言葉、ご存知ですか?
検索すればわかるように、実はメディアでも多数とりあげられています。
2010年、ひそかな流行語です。
先日、SMAPの香取くんの番組でも取り上げられていました。
「イクメン=育児をするメンズ」
です。
これを聞いてどう思いますか?
「男が育児に対して力を入れる」
ことに対して、男性も女性も色々な意見があると思います。
わかっちゃいるけど、仕事がどうしても忙しくって、、、
って言う人もいると思います。
ぼくは、パパになったことはありません。
だから当事者ではない視点からではありますが、
「イクメン」いいなぁって思います。
その思いが、今回さらに強くなりました。
ファザーリング・スクール、知っていますか?
先日の日記に少し書きましたが、パパを学ぶための学校です。
ファザーリングとは、「パパであることを楽しむ」ってこと。
パパにここまで興味をもったきっかけは、
豊橋のまさしくん、たくみくん、けんたくん3兄弟。
彼らと一緒に接したり、卒園式に出させてもらったりして
たった2、3日一緒にいただけですが、
お父さんの楽しさと、お父さんの大変さを
少しだけ体感させてもらいました。
そして、3人の遊びの相手をしている、っていうよりは
一緒に遊ばさせてもらいながら、
自分も学ばせてもらっている、
成長させてもらっているなぁっていうのを
とっても強く感じていました。
さらには、お母さんの3人への接し方を見てるだけで
「へぇ~」って、自分もたくさん考えさせれらました。
きっとパパから学ぶことはたくさんあると思う。
ちょうど、自分力、「和夫力」も身につけたい。
そんなとき、お友達のあづまさんが
「パパのための学校」を開いている、というのを思い出して、
えいやって申し込んじゃいました。
パパじゃないからこそ、学べるパパもあるはず。
実際に行ってみると、参加者は約10名。
そのうち、独身は、、、2名でした。
実際のパパが3名で、
この数カ月でパパになる予定の人が5人かな、
受講したきっかけを一人一人話しましたが
一番多かったのは
「妻にすすめられたから」
奥さんの、だんなの育児に対する願いは強いみたいです^^
独身のくせに、一番前に陣取って、
めっちゃ真剣にメモをとっちゃいました。
実は昨日は、日本テレビさんと共同通信さんも
取材に来ていました。
受講者は10名なのに、それ以外のメディアや
スクール関係者さん、OBの方々が20人以上?
いて、ちょっと物々しい雰囲気でした。
それだけ、このファザーリング・スクール、
そして、パパのことが注目されているということ。
(日テレの女子アナウンサーがいらっしゃって、
インタビューされました。
「笑顔が素敵ですね」って言われて、
もっと笑顔になっちゃいました^^)
昨日、第1回の開講式の講師は安藤哲也さん
http://
ファザーリング・スクールの母体となっている、
ファザーリング・ジャパンの代表の方です。
48歳と、ぼくと一回り違いの寅年ですが、
講演をしている姿がめっちゃくちゃ楽しそう。
安藤さんは3児のパパです。
講演中、安藤さんの近くに3人の子どもがいるのが
見え隠れしている、もちろん実際にはいないんですが
そんな感じがしました。
講演も年間200回ひっぱりだこだそうです。
そりゃそうだなぁって思いました。
自分自身の経験をふまえながら、
自分の信念をきちんともって活動している。
そして
楽しく活動している。
安藤さんは、以前は楽天の部長さんをしていたそうで、
そこから今は、NPOの理事などをしていますが、
年収は半分に下がったそうです。
けど、とってもいきいきとした生活をしている。
お金よりも(もちろんある程度のお金は大切だが)、
「家族との時間」を選びました。
そして、安藤さんが得たものは時間だけではありません。
「父親ほどすばらしい仕事はない」
と言い切り
「育児は期間限定のプロジェクトX」
「育児は自分の眠っていた能力に気づかせてくれる機会
(たとえば料理、コミュニケーションなど)」
「育児ができるパパは、仕事もできる。
子育てを楽しめるようになると、
仕事でのアイディアも湧き出てくる」
と、続いていきました。
安藤さんの楽しそうな話し方を見ていると、
そうだよなぁ~ってとっても勉強させられます。
日本の、育児の現状についても話していただきました。
・母親学級はあるけど、父親学級はなくって
父親業を教えてくれる場所がない。
父親業をしっかりやりたい気持ちはあっても、
やれる技術、心構えがわからず困っている父親も多い。
(ファザーリングスクールはその受け皿になっている)
・母子家庭は日本に140万世帯いるが、
父子家庭も20万世帯いる。
父子家庭は支援する制度も少なく、
全てをやらなくちゃいけないので、
それはそれで相当な負担である。
・07年、育児休暇を取得したパパは1.56%、
08年には1.23%と逆行している現状。
・日本人のパパが育児にかける時間は、33分。
家事にかける30分とトータルでも1時間程度。
(ちなみに、安藤さんは約6時間!)
・パパの「ブルーフライデー」問題
「ママに自由を与えなくっちゃ!
週末は自分ががんばらなくっちゃ!
でも、、、うまく接しられない。。。
週末が苦痛だなぁ。。。」
・育児と仕事を同時に重視したい男性は7割いるが
現実は。。。。
・帰宅時間が、21時以降のパパが46.4%
(20時までには帰るのが理想)
・子どもとどう向き合っていいかわからない
パパが増えている
だっこできない
一緒に遊べない
叱り方がわからない
かわいくない
その原因のひとつは、
・子どものころに、群れ遊びをしていない
・モノ消費文化世代が、子育て期へ入ってきた
・家が、ホームではなく、アウェー化している。
家に父親の居場所がない
何千万円かけて、「ハウス」を購入するのに、
それが愛や楽しさや笑顔がある
「アット ホーム」に変化していかない。
・子どもが生まれてから夫婦関係が悪化することが増えている
年間結婚するカップルは75万組
年間離婚するカップルは25万組
・離婚が悪いとは言わないが、
母子家庭(父子家庭)が増える
→どうしても貧困におちいる家庭が多い
→貧困の子どもも増える
・夫婦関係の悪化が、子どもに及ぼす悪影響に気づかず、
満たされない子どもが増えている
例)父親の不在 x 母親の過干渉によって
・子どもの自己肯定間の欠如
・自尊心が育たない
・恋愛、感性、自立障害
・「圏外パパ」
妻のSOSに気づかない、アンテナが全然立っていない、
無反応なパパが増えている
・母性は「ここにいてもいいよ」
父性は「遠いところにいってこいよ」
どっちも、とっても大事
何気に、母子家庭、父子家庭は、
ひとり親が両方の親をバランスよくやっている家庭が多い
むしろ、父親が多忙で帰ってこない家庭のほうが
割合的には問題が多い
・よく親が
「思いやりのある子に育ってほしい」
というけど、
その子どもが認められてなければ、満たされてなければ、
そうはならない。
・1950年代~70年代は、
「父親」「家庭」「地域」「会社」がうまくバランスを保っていた。
バブル期からは
「会社」の中の「父親」
「地域」と「家庭」は、遠くなっている
・現在の出生率が低下していることも、
男性の育児と密接に関係している
第1子に対して(特に父親が)どういう育児をするかで、
それ以降産みたいか産みたくないかが変わってくる
現実の問題、個人的にも知らないことが多くって
とっても勉強になりました。
改めて、
男性が育児に関わるメリットをこう話されました。
・母親の育児ストレス軽減
・夫婦関係が強まる
・子どもの成長にいい
言葉や社会性が早く身につく
・子どものよきモデル
-親の背中を見て、子供は育つ
(価値観などの80%が親の影響)
・自活力がつく
・地域に友達も増え、定年~老後も安心
・父親自身の世界観が広がり、
人生が楽しくなる
→子どもも成長する!
『ファザーリング
=父親を楽しむこと』
安藤さんは最後に言いました。
「よい父親、マニュアルに頼る父親ではなく
笑っている父親を目指そう!」
「父親が変われば
家庭が変わる
地域が変わる
企業が変わる
そして
社会が変わる」
自分もたった1時間ちょっとでしたが、
そんな可能性をたくさん感じました。
30代~50代の働き盛りの男性の
会社での精神的ストレスはどんどん増えています。
「パパ!変わろうよ!」
って言って、変えられる部分と
変えられない部分があります。
そしたら社会の仕組みづくりも必要。
ぼくはまだまだ勉強不足なので、もっともっと
制度のことも勉強しながら
家庭円満を自分なりに考えていきます。
と、並行して
自分自身も、家庭円満考えなくっちゃな。
これから8回の講義、とっても楽しみです。
これからもできればシェアしますね。
ちなみに、各回ごとの、個別参加も可能みたいです。
http://
イクメンさわとん、始動しました!