皆さん、辛い食べ物はお好きですか?

辛い食べ物というと、韓国料理、インド料理、タイ料理、などを思い浮かべますよね。

辛いものを食べ過ぎるとよく「下痢」になったり「痔」になったりする、なんて言いますよね。

東洋医学の考えでは「5つの味」があると考えられていて、「辛味」はそのひとつです。

~辛味の特徴~
辛味(ピリ辛味)は発汗をさせ、気のめぐりを良くする働きがあると言われています。
たしかに辛いモノを食べると「カーっと」暑くなり汗がでて、カラダの中の物の巡りが良くなるような感じがありますよね。

適度な辛味はカラダの中の気のめぐりを良くするので、気分がすぐれないときなどは辛いものを食べてスカッとするのはいいかもしれませんね。

また、辛い食べ物はどんな地域に多いか御存知ですか?

寒い時に辛いものを食べてあたたまる・・・なんてイメージがあるかもしれませんが、辛いものは逆に暑い時に食べると発汗を促し、体温を下げてくれるのでオススメです。

辛い食べ物は暑い国のほうが多い気がしませんか?

逆に辛いものは食べ過ぎるとカラダの「陰」(潤いのようなもの)を傷つけ、「陰虚」になると考えられます。
微熱気味の方や炎症が起きているときなどは熱を増やすこともあるので注意がひつようですね。

また、怒りっぽい方、いわゆる「肝陽上亢」と言われるような、いつもイライラ、カッカしているような人や、肝に余計な熱がこもるようなタイプの人は辛いものの食べ過ぎには注意しましょう。

とにかく食事は味も、色も、バランスです。

本当の食養生は彩りも味付けもバランスがいいものが多いのです。

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