熱、冷めやらず | Gallery"TEKITOH"

熱、冷めやらず

 さて、先日の映画の前後から
CS放送の全ゴジラシリーズを録画がてら
視聴していたのだが「そういえばウチにも
秘蔵の映像があったっけな」と思い出し
久々に引っ張り出してみたブツがある。
それが↓コレ。

4

『ゴジラvsデストロイア』(1995年)
…なのだが、そのラッシュフィルム。
当時コレ関連の仕事やっていた関係で
渡された映像(懐かしの8mmビデオ)で
まぁ関連商品を出す各所への参考資料
…といった感じだったと記憶している。
戴いたのは1995年10月アタマだったか。

 丁度、VHS収録の映像をアナデジ変換で
アーカイブしている最中でもあったので
ついでにコレもやっておくかな、という
軽い気持ちで観直してみた。

 まぁ粗繋ぎという事で、画自体は96%ほど。
(即ち、本編に対して抜けている映像アリ)
冒頭の香港周辺の旅客機(コックピット視点)
の窓はブルーバックのままだし、SEもBGMもナシ。
光学合成はごく一部が仕上がっているのみで
それ以外(殆どの光学合成カット)は
フィルムに直接サインペンでつけたアタリ取りが
施されている程度。
 また映像自体も、スクリーンに映写している物を
直接ビデオカメラで録画しており、画質は良くない。

 ただコレ、メイキングの一種として観ていると
結構面白い。
先に完成映像を通して観てからコレを観ると
「あー、なるほどね」と思わされる箇所が多々ある。
 
 で、この映像より先に東宝さんから送られてきた
資料写真が↓こちら。

5

 「史上最も危険なフグちょうちん」こと
バーニングゴジラ。
この写真だけでも判る通りの電飾の多さ。
「重てぇだろーなぁ」と思っていたら、
更にラッシュフィルムでは体内から勢いよく
スモーク噴射していたりして驚いた。
「ゴジラより先に中の人が死んじゃうだろ」と
心配もしたが。
 もう少し別アングルの写真も送られてきたが
それは案件終了後に別のスタッフがもらっていった。

 ラストのゴジラ死亡シーンに関しては
件のラッシュ上ではまだエフェクトが合成されて
おらず(当時のパソコンの性能だと、あの規模の
パーティクルをレンダするのも時間かかっただろう)
ゴジラさんの骨のディテールが割とよく見えたり
するので、まぁ貴重な映像ではあるのだろう。
しっかり関連仕事で役立てましたが。
 


6

 「何だか海外のモンスターみたいだな」
というのが第一印象だったデストロイア(完全体)。
いかにも岡本デザインといった感じの兇悪フェイスだが
ヒザから生えた爪が、鳥山石燕の描いた水虎みたい(笑)。

 資料写真に関しては飛行体と集合体もあったが
何も全部ココに出す必要もねーな、とオミット。

 ちなみに、胸元のミカンの房みたいな箇所。
「コレ、開いて何か出すんじゃねーの?」と
先に『ウルトラマンvs仮面ライダー』を観ていた連中
(俺含む)は勘ぐっていたのだが、既に上記の
ラッシュの段階で、その一連はボツになっていた模様。

 その前に、東宝の版権担当さんが川北監督に
コイツの攻撃方法を質問していたらしいのだが
「オレにも判らん!」と一蹴されてしまったそうな。
ギリギリまで表現方法に関しては揉めていた模様。

 そして一言だけ言わせてもらうと
スーパーXⅢに関しては完全に『寝耳に水』だったわ。
ラッシュ観て「何コレ!?聞いてねーよ!」と
驚いて、もう製作も間に合わない状態だった(笑)。
「どうせ前任と同じく墜とされてオシマイなんだろ」と
タカを括ってラッシュ観てたら、また驚くことに
デストロイア倒しちゃったりして(笑)。
完全に「あぁぁ~」とアタマ抱える状態。
「ウチは自衛隊とGフォースが主役なんだからさぁ…」と
ちょっと恨んだよね(笑)。
 そういえば生頼センセの描いたポスターイラストでも
ドコをどう見回しても描かれていなかったワケで。



 んで東宝さん、供出してくれた一連に関しては
「返却不要」との事なので、その辺の資料は
(会社としても貯め込んでおく必要が無いらしく)
「欲しいヤツは持ってけ」て事になり
有難~く戴いておきました。

 ラッシュの方は一応、DVDに焼いて保存して
おいたが、誰にも見せる事は無いだろう。
勿論、動画サイトにアップする気もない。
『ウルトラマン』のNGフィルムが蔵出しされて
話題になった事もあるし、あと20年は寝かせて
おく事にしよう。誰も興味ねぇだろうけど。






…で、何の関連仕事かといえば
実は↓コレだ。

7

 コイツに関しては色々言いたいことがあるが
別枠で語るとするか。

 とりあえず、こんなゲームを実況して
話題になった人
がいるみたい。
まぁよくもココまで美味しくしてくれたモノだ
…と感心したわ(笑)。