2024.4/26 高野切第二種 わひゝとのわ支て多ちよる 習字 | サワラ君の日誌

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僕65歳。隠遁生活。飼い猫14歳。家猫生活。

『書道技法講座30 高野切第二種』(深山龍洞編/二玄社)より選句、習字

 

わひゝとのわ支て多ちよるこ能无と者多能む可介無く毛美ちゝりけ利

 

雲林院の木のかげにたたずみてよみける

(注)雲林院=常康親王(つねやすしんのう)は、仁明天皇の第七皇子

僧正遍照

わび人のわきて立ち寄る木の本はたのむかげなくもみぢ散りけり

悲しみに沈んでいる人がとりわけ立ち寄る木の下は、頼みにできる蔭もなく紅葉も散ってしまった

Under the tree, where people who are drowning in grief often stop, there is no shade to rely on, and the autumn leaves have fallen.