『名歌名句辞典』(佐々木幸綱・復本一郎/三省堂)より選句
荻原井泉水 Ogiwara Seisensui
月が明るくて帰る
昭和3年12月の作品。解説によれば、作者は、月を季語としては使用していないとの由。
A work from December 1920. According to the explanation, the author does not use the moon as a seasonal word.
月のある句
松尾芭蕉 名月や池をめぐりて夜もすがら
与謝蕪村 寒月や門なき寺の天高し
小林一茶 名月を取ってくれろと泣く子かな
加賀千代女 川音の町へ出づるや後の月