2019.5/31 万葉集 作者不詳 かくしてや | サワラ君の日誌

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僕65歳。隠遁生活。飼い猫14歳。家猫生活。

『書道技法講座25 継色紙』(伝・小野道風 平田華邑編/二玄社)より選句、習字

万葉集

譬喩(ひゆ)

かつ見つつ なほややみなむ おはらきの
うきたのもりの しめならなくに

可つ見徒つ な本夜やみ難無 於者らきの
うき多能も里の しめ那らなく耳

作者不詳

かくしてや なほやまもらむ 大荒木(おほあらき)の
浮田の社(もり)の 標(しめ)にあらなくに

〈原文〉 如是為哉 猶八成牛鳴 大荒木之 浮田之社之 標尓不有尓

こうしていつまでもあの娘を見守るままでいなければならぬのか
大荒木の浮田の杜のしめ縄でもないのに 

 

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