YさんXデー当日Yさんの自宅ではYさんはいなかった・・・

 

Yさんが行方不明であり、Yさんが行きそうなところを

ジュニアさんに探してもらい・・・・

なんとYさん役所に出向いていて、そこで何やら意味不明なことを言って騒いでいた様子。

そこをジュニアさんにキャッチしてもらい車いすに乗せ、引き留めてもらい待機してもらう。

Yさんがおなかがすいたと騒いでいるので市役所で食べさせるといっているジュニアを

何とか説得して食べさせないようにと言い置き、

施設探しの会社の人と一緒に合流これは・・・急いで一行で市役所に向かう。

 

なぜ食べさせるなといったかというと、それは施設で食事をしてもらうため。

Yさんは、昼ご飯を食べると途端に眠くなり不機嫌になるから。

しかし、ジュニアもYさんを止めるのは困難だったらしく食堂昼に向って入って行こうとしているところを

捕まえ、親子ともども説得し車に乗ってもらうことに成功した。

 

ここからが大変で、Yさんやっぱりすごいにおいの為、施設に到着したら即お風呂へGo!

今日はかわいいヘルパーさんはいなかったが、担当してくれたヘルパーさんが

Yさんと同郷であり、Yさんが気に入ったみたいでご機嫌な様子。

Yさんがお風呂に入ってもらっている間に、ジュニアさんに部屋のチェックやら説明やら

入居準備をすすめてもらいYさんはジュニアと会うと里心が出て家に帰るといい騒ぐしジュニアは

Yさんの様子に引き留めることが出来なくなるのを過去の経験から学んだ結果、

Yさんと顔を合わせないように細心の注意を払い、施設長とケアマネと紹介会社さんとジュニアと私で

密談のごとく進め契約も済まし、Yさんが食事をしている間に

今度はこちらが逃げるようにこっそり立ち去った・・・・。

 

ようやくYさんが、ゴミ屋敷からきれいな施設に入所となった。

後日談で、施設紹介会社さんからYさんはかわいい若いヘルパーさんに

ぞっこんで機嫌よく暴れることなく過ごしていると報告があった。

 

七草、言える?

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Yさんの受傷事件の後、私はひそかに連絡を取ったところがあり・・・
以前も、Yさんの件で施設探しの業者さんに入ってもらったことがあった。
しかし、その業者さんもお手上げで手を引く宣言されたのだが、また頼み込んで出動してもらい
Yさんにピッタリな施設選定をしてもらっていた。
 
そこにはかわいい若いヘルパーさんがいて、オープンしたてで入居者さんも
あんまりおらず、施設も積極的にいろいろな対応をしてくれるというとこを見つけてくれた。
 
Yさんに体験利用という手で話を持って行っておりもちろんYさんは拒否だったわけで、
ひそかに私たちはXデーを設けていた。
施設見学と言いつつそのままあわよくば入居してしまえドキドキという作戦
当然Yさんの約束をすっぽかす可能性はあったわけで、
ジュニアに、くれぐれも早い目に家に行ってYさんを引き留めるようにとくぎを刺していた
が、しかし、ジュニアに言ったにもかかわらず施設の見学当日、ジュニアより私のほうが家に早くつき
家に行くとYさんの家の中はもぬけの殻・・・。
 
あなたの運勢は・・・
 
 
 
 
 
 
Yさんが次の日に職場にやってきた。
そしてしきりに首をかしげ、
おかしいねん。昨日な、痛くて寝られへんかってん
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
 
おぅ当たり前である。
昨日肉体チョキチョキ切られてたやん!しかもYさん薬もらってもいつものまへんやん!
昨日薬抗生剤と、痛み止めやん!あんなゴミ屋敷で寝てたらいたいっちゅうねん!
と思ったが、口には出さなかった。今日のYさんは、痛いという割には顔もしかめずしかもなんか、かわいい。
 
今日はドレナージのためのピンク針を留置してたところが外れ浸出液で腕がぼとぼとだったため
ガーゼ交換を行いYさんジュニアを呼んでそのまま病院に連れて行ってもらった。
 

Yさんのことを病院に任せて心残りながらも、次の病院のカンファレンスへ向かった。

このカンファレンスでは、一見好々爺の様相のWさんの退院支援だったがこの後

また後々ドラマティックな展開に陥ったのであった。

この話はまた後々・・・・

カンファが終わり、またYさんの病院に行かなくてもよかったが気になり駆け付けた。

するとジュニアさんが入院お父さんのことお願いしたけどダメでしたと肩を落としていた。

私とジュニアのプランとして、今日入院して退院の時に施設に移ってもらおうかと思っていたのだが、、、。

 

この後先生に笑いを取りながら直談判にもっていったが、あえなく入院失敗

(ノ◇≦。)

Yさん受傷し、総合病院にタクシーで到着したものの、やはり午前診には間に合わなかった・・・

だけど、窓口で出血が止まらないことなど伝えるとERでみてくれることとなった。

 

非常勤先生だったが、その場で点滴用の清潔な水でじゃばじゃば傷を洗い、

傷口に指を突っ込んでポケットを確認した。

見ていても痛そうである。

しかし認知症のあるYさんは麻酔なしでも一向にいたがらない。

さらに今からデブリするからとさらっとジュニアに告げ処置室から追い出し処置の準備をした。

この時やっぱりなと私も思いながら処置室に居座りYさんがいつ痛いスイッチが入るのかわからないので

「Yさんごめんね。関節押さえるね。痛いかも知れへんからね」というと

「痛くないよ。(押さえても)いいよ」と返事があり、処置段に横たわっているYさんの足にまたがり関節を押さえる。

その間先生と看護師でミニ手術が行われた。

壊死組織をチョキチョキ切り取り、ドレナージ目的で点滴のピンク針を留置し、縫合し包帯をまき

処置を終えた。

「せんせ!今から私精神科病院に行ってカンファに行かんなあかんのです。一緒に来たジュニアさんは

聞いただけじゃあ、混乱して覚えてないかもしれないので紙に書いて教えてあげてください!」と

言い置いて、ダッシュで次の病院に向かったのであった。