ファスティングセラピストさわぴーです。

 

 

 

その10からの続き


今まで見たことが無いほどスリムになった夫は毎日食事が出来ないので、

点滴だけで、生きていました。


そんな夫に主治医から告げられたのは、


「このままだと、お腹に穴を開けて直接胃に栄養を流し込む胃ろうの手術をするしかなくなりますよ!」

と言う事でした。



私は、それを聞いた途端にこの先どうなってしまうんだろうと言う不安でいっぱいになりましたが、


幸いな事にそれを聞いた夫は、

「胃ろうは絶対に嫌だ!」と言って、それを機に食べはじめてくれました。



リハビリもだんだんきつくなったとみえて、

夫はたびたび仮病を使ってはリハビリをサボるようになっていましたが、

そこはさすがリハビリ専門の病院ですね!



そんなときは、担当のリハビリの先生が、病室まで夫を迎えに来てくれて、

仮病は見破られ、しっかりリハビリをして貰っていました。



お陰様で、体の方は、右足に装具を付けて杖をついたらなんとか歩ける状態にまでなりました。



体はだんだん良くなって行ったのですが、夫は脳の手術を受けたことで、脳内の血管のごく一部の血流が止まり、

その影響で高次脳機能障害になってしまいました!



高次脳機能障害という病気はとても厄介な病気です。


私はこの病気を理解するまでにかなり時間がかかりました。


娘の方が先に理解していて「お母さん、この病気は治らないよ。」と何度も何度も言われました。


外からは理解しにくい病気なのです。

常に身近にいて介護する方もわかないのですから、外から見る人はもっとわからない病気だと思います。


本人に悪気がないのに理解されず、人の心を失い性格も変わってしまう風に見えるので、


この病気が原因で離婚する人も多いことも事実です。


Chatさんに高次脳機能障害を説明してもらいました。


高次脳機能障害とは
脳梗塞・脳出血・交通事故などで脳に損傷を受けたあと、思考・記憶・感情・行動の調整といった「脳の高度な働き」に障害が生じる状態をいいます。
手足の麻痺や言語障害のように外から分かりやすい障害ではないため、周囲に理解されにくい特徴があります。

主な症状
記憶障害
新しいことを覚えられない
約束を忘れる、物をよく失くす
注意障害
気が散りやすい
2つ以上のことを同時にできない
遂行機能障害
計画を立てて物事を順序立てて行えない
臨機応変な対応ができない
社会的行動障害
感情のコントロールが難しい
怒りっぽくなる、自己中心的になる
失語・失行・失認(脳の損傷部位によって出る)
言葉が出ない・理解できない(失語)
道具の使い方が分からなくなる(失行)
半側空間無視など、片側が認識できない(失認)

原因
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)

外傷性脳損傷(交通事故、転倒など)

脳炎、低酸素脳症など

支援・リハビリ
医療的リハビリ(作業療法・言語療法・認知リハビリ)

日常生活支援(メモ・スマホなど補助具の活用)

社会的支援(障害者手帳、障害年金、就労支援)




夫には、もう少し七沢リハビリテーション病院にいて貰って

リハビリを続けたかったのですが、入院してから半年が経過しており、

退院を余儀なくされました。



夫には

まだまだリハビリが必要でした!



その頃そういう状態の夫を何処の病院へ連れて行ったらいいのか全く分からず、

暫くは、七沢リハビリテーション病院に通うことにしました。

その後は七沢リハビリテーション病院が遠いこともあり、

なんとか近くのリハビリの出来る病院を探して、

そこの病院に通うようになりました。



自宅でも、リハビリの毎日でした。

家の近所を歩いてひと回りしてもらうのに、途中で疲れたら、

車椅子で休めるように、私は彼の後ろから、車椅子を押してリハビリに付き添いました。


そして少し体が動くようになった夫は、会社へ行きたいと言い出したのです。


その12へ続く