今回の船旅で、
イベールの寄港地と言う交響曲を思いだした。
とってもドラマチックだから
皆さんも是非聞いて見て
彼が描いたのは
ローマ
チュニジア
スペインのバレンシア
辺りらしいのだけど、
なんだか今回の旅に合う感じ。
寄港するたび別世界
今回はオマーン。
オマーンもドバイ、アブダビに並んで
急な発展を遂げているけど、
それでも少しリアルアラブな感じ。
グランドモスクを訪ねる。
髪の毛もすっぽり隠す。
イスラムの五行の1つにザカートがある。
貧しいものにお金を恵む。
それはあなたの収入の
2,5パーセントなのだと言う。
世界中と言える程は旅してないけど、
貧しい国はあり、
貧しい人を見ると、
たまたま私は日本に生まれ、
彼らはたまた貧しい国に生まれただけで、
不公平を感じる。
人にお金の恵むのは
優越感や自己満足なのではと思う反面、
私が貧しかったら、
お金貰えたら嬉しいと思う。
いや、私が貧しかったら、
不公平だ!
あなたの財産全部よこせと思うだろう。
だから、余り、優しさを見せても
私の様な人に下剋上されてしまうかも知れない。
でもだからといって、
彼らを遠ざけ一円も恵まないのも
違う気がする。
と、ぐるぐる考える私に
この2.5パーセントと言うガイドラインは
心地よい。
頭で自分の2.5パーセントを割り出して
納得する。
私のジレンマにちょうど良い数字。
金曜日の礼拝は
人でぎっしりになるらしい。
私達のガイドさんは
ドイツ語の上手いインド人で、
イスラム教徒らしく、
手慣れた手つきで、
お祈り前の体の清め方を教えてくれ、
コーランを原語で読んで見せてくれた。
彼はこの仕事が気に入ってるようだった。
街の風景。
ひと昔前の日本にもこんな情緒があった。
金物屋さんとか、こんな雰囲気だったなあ。
オマーンにはオペラ劇場があり、ビックリ。
アラブ系の国と西洋音楽って余り
繋がりを感じない。
オマーンにとっても新しい試みなのかなあ。