Hegel Eins

多分Hegel通り一番地だから、そんな店の名前になったと思う。
Lindenミュージアム内。
雰囲気は良さそうだけど、ご飯に癖がありそうで、
今まで二の足を踏んでいた。

あら素敵。

テーブルの上にもうワイングラスがスタンバイしていて、
apéritifから始めてくださいな雰囲気。



それでは郷に従ってシャンパンにしましょうか。

いただきまーす。

美味しいね。

これ何ですか？

スペインのです。

それシャンパンと呼ばない（笑）！

美味しいかったら、

まあなんでもいいです。


さて。ごはん。
不思議なメニューが多い。

魚と言われて出された一品。
恐らく経営者の1人と思われる店員さんは美味しいよー！と太鼓判。
この白いのを一口食べて思う。
これは「でんぶ」。
ピンクじゃないだけで、でんぶ。

サラダは普通に美味しく。
このところ外食続きで緑がなかったので、飛びつきました。

これ、美味しいよ。
ごぼうのリゾット。
ドイツのごぼうだから、ちょっと歯ごたえないけど、
この白いお花みたいなチーズもアクセントになっていて、なかなか。
これはまた食べたい。

ホタテ焼きだけど、
つぶつぶした、不思議なパスタ付き。
イワシのパスタと言われたけど、
特にイワシを感じることはなかった。

食後にジントニック。
お店にジンの瓶がたくさん飾られていたから。


ジントニックは好きな飲み物。
最近、ドイツ人はJINが好きなのかな？と思うことが多い。
バーでジントニックを頼むと、「どのジンにしますか？」と聞かれることがある。

え？
なんでもいいよ。
ジントニックなんだし、一番安いやつで。

と思っていたのだけど、
ある日、お友達に美味しいジンを勧められた。
Monkey47という、黒い森で作られているジン。
戦後イギリス人が黒い森で作っていたジンを復刻して、
2010年から販売を始めたそうだ。
そう言われてから、バーを見ると、どの店にもこの瓶はある。
今日もあったので、それにしてみた。

ジントニックはどれでも美味しいけど、
今日はこの雰囲気にやられてか、一層美味しく感じた。

この店はお酒を飲むのにいいな。
ご飯は不思議な感性。

おつまみ程度に思っとけばいいのかなと思う。