アメフト

アトランタはとっても開放的な雰囲気。
せかせかとしたNYを見た後ではなおさら。
人々も楽しむ事を大事にいている様な気がする。

アトランタは、
バスケットチーム、ホークスの本拠地であり、
アメフトチーム、ファルコンズ（日本語ではこう書くらしい）の本拠地である。

と言う訳で、ファルコンズのホームグランド、ジョージアドーム至近距離に泊まってます。

肉食獣がファルコンズのファンなのですね。
日本の野球の様に、スポンサーの力が出て、
強いチームはずっと強いなんて事は無く、
投資の額も決まっているようだし、ドラフト？と読んでいるのか知らないけれど、
次の年のドラフトは最下位から取って行ける様になっていると言うし、
選手が生まれ育った場所にチームに入れると言う訳でもないので、
この、サポーター達のチーム愛がどこから来るのかはよくわからない。
実力に差が出来ない様に、構成されているので、
強いチームにずっと便乗していたいと言う願いは叶わないようだ。

試合３時間位前に、チアリーダーが外に出てきました。
あらかわいい。
華やかで、ピンクで、ブロンドで・・・・
私が思い描いていた「アメリカ」ってこんな感じ（笑）
よく見ると、足がとっても細い訳でも、お腹が凹んでいる訳でもない。
モデルとも違う、かなりヘルシーな体作り（というかあれだけ踊ってたらそうなるんだろうけど）

ピンクが好きなのかと思ったら、そうではなくて、
乳がん健診促進キャンペーンのピンクでした。
この日は何もかもピンク。
コップもピンク、選手の靴も手袋もピンク、彼女達もピンク、
ZUMBAチームもやって来てダンスイベントを開いていたが、
彼女達もピンク。

このピンクリボンという現象に圧倒される。
申し訳ないが、なんだか不自然な気すらしてしまう。
なぜ乳がんがテーマなのだ？
なぜ、全部のガンじゃなくて、乳がんじゃないとイケナイのだ？
そもそも乳がんに限らず、病気は全部撲滅したいよね？
乳がん云々よりも、アメリカの医療保険制度なんとかした方がいいんじゃないの？
非営利団体なんだろうけど、それだけの寄付金集めて、
これだけの広告を打って、
アイドルに負けないだけの知名度を手に入れて、その先に何があるのだろう？
このブースに乳がん無料健診カーとか、設置しといてくれたら、
たくさんの女性は健診受けたと思うけどねぇ。
それじゃだめなのね？
ボランティア団体と言う名のモンスターを見ている気分。
アメリカなのねー。
やる事が、ダイナミックなのねぇ。

というわけで、ピンクの衣装を見にまとった、
チアリーダー達が踊ります。
もっとアクロバットな物を見せてくれるのかと思えば、
フレンチカンカン（笑）
もちろん他のフォーメーションもあったけれど、
お姉さんが宙に放り投げられるような演技はなかった。

その後、国家のアカペラ斉唱。
ビックリして、写真も映像も取り忘れ。
あんなところでアカペラで歌うなんて、緊張して死んじゃうねぇ。

もう、アメリカごはんはいいですね！
食べあきたーけど、スタジアム中こんなご飯しか無いー。

ファイアーと共に、登場するファルコンズ。
ドームだけど、消防法大丈夫なの？
と要らぬ心配をするワタシ。
後はね、ドームの天井の枠組みの所を滑走して（もちろん手すりとかあるけど）、
お土産のTシャツか何かをファンに投げるアルバイトもあって。
私が居る３階席みたいな所ですら、ちょっぴり高所恐怖なのに、
ドームの天井を走るバイトって、怖すぎるー。
いったいいくら貰えるとやる気がでるのだろう？
と高所恐怖症の私は彼らを見ているだけで、足ががくがく。

ゲームのルールは、私には大変難しく、
事前にレクチャーしてもらっていたのだけれど、
時々え？何が起こった？？と聞く事多々。

ヨーロッパの様な、敵チームのサポーターとは話もしない（むしろ殴り合う）
という文化はあんまりないようで、
私たちの両側は別チームのサポーター。
「君たち、いいプレイだったよ！」とか、
気軽に声を掛け合いながら、
和気あいあいと鑑賞しているのが、とっても不思議。

ドイツ人は、「戦士」気質なのよねきっと。
血が騒ぐんでしょう。

注。でもアトランタはたまに暴動あるらしいから（笑）