Jazz Open Stuttgart | さわでぃ☆にっき

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本来食べ物ネタばかりなのですが、
今年はその他の話も発信して行こうかと♪

今年もJazz Open Stuttgartの季節がやって来てました!
自分の住んでいる街で、ジャズフェスティバルを毎年やってもらえるなんて、
なんとも幸せな事です。
今年は、20周年とかで、メジャーどころがたくさん呼ばれていました。

通なJAZZファンにとっては、メジャーすぎて、
逆に面白みにかけたようです。
ミーハーなジャズファンにとっては、わかりやすくて良かったけど。
それにしてもLANGLANGはジャズオープンの目玉に持って来ちゃ行けなかったと思うな(笑)
有名だとは思うけれども。
ジャズって感じじゃないもんねぇ。
良かったのかなぁ。私の周りでチケットを買った人は居なかった。

知っているアーティストがたくさんいて、迷いましたが、
今年は、Diana Krallに行くことにしました。
JAZZ界でかなり大成功した女性です。

彼女のアルバム二枚のジャケット写真とその音楽が、私の知る彼女の全て。

photo:01
去年はシュロスプラッツの大会場で、ご飯にありつくのが大変だったので、
今年は前日にお弁当を作ってみた。
クラブハウスサンドと、カプリソーネ。
ドイツの飲み物だったのね、今でもあるよ。
ドイツ語だとカプリゾンネと読むはずだけど。

photo:02
今回はメルセデスベンツミュージアムのオープンエアにて。
夏はよく映画とかもやっていて、気持ちいい。
規模が小さいから、ご飯にありつけないって程じゃなかったね。
ビフェ付のチケットも1万5千円ぐらいであるんだけど、ちょっと高いと思う。

Dianaはさくっとピアノの前に座って演奏を始めた。
あ!ピアノ弾くんだこの人!
それがまた、クラッシックで言うとボロボロな演奏で(笑)
JAZZだとわざと味を出す為にテンポ狂わしたり、バランス崩したりするのかね?
ありなんだろうな。
絶対ちゃんと弾けって言われたら弾ける人だと思うから、わざとなんだと思う(笑)
5歳の天才児にピアノを弾かせて、
早く5回練習しないとおやつ上げませんよって言ったみたいな演奏。
4拍目が強烈に短い。。。
わざとだな、きっとわざとだ。。。

みなぎる自信と安定感を持って弾いているものの、
演奏はそんな感じの曲もあって、おまけにシャイゼーとか弾きながら叫ぶので、
もつれてるの?やっぱりちょっぴり下手なの?とか私の疑問は拭いきれなかった。

曲との間に話し始めた。
ジャケットと曲しか情報が無かったから、
ピアノ弾くのにもビックリだったけど、アメリカ人だったんだ!
とビックリしていたら、横から「カナダ人だよ」と横やり。
カナダ英語とアメリカ英語の違いわからんねぇ。。。

性格もどうもかなりさばさばした人の様で。
カナダ版、山口智子みたいな印象。
この後も、子供寝かす為に歌わなきゃいけないの。
あなた達はお金払ってくれてるけど。。。
とか、私生活の話も出て来て、
別世界に暮らす秘密めいた美人のジャズシンガーみたいなイメージは崩れる。

どれだけ場数を踏んだのだろう、50歳近いらしいから、
すごく落ち着いて見える。
座ってみてる私よりも弾いてる彼女の方が心拍数低そう。
リクエストを受け付けてくれて、
皆の提案に対して「そんな高いキー出ないわよ。Cが出て来るのよ。」
と聞き違いでなければ言っていたと思うので、
けっっっっっこう声低いですね。
聞き違いかなぁ。Cぐらい出そうなもんだけど。
でもいいなぁ、低い声。

時々、面白い話もしているのに、
英語を100%聞き取れないのがとっても残念だ。
ああ、残念だ。

最後の曲で、Almost Blueという素敵な曲を歌ってくれた。
「驚いた事にこの作品の作曲者はまだ生きてるのよ。
生きてる作曲家の曲を演奏するのはとってもエキサイティングよね」
と言いながら、ピアノをぱらぱらと弾き始めたかと思うと、
「でもその生きてる作曲家との結婚生活はもっとエキサイティングよ」
と付け加えたので、びっくりして笑ってしまった。

旦那さんが書いた曲なんだー。
エルビスコステロだって。
有名なのよね、私知らなかったけど。
そりゃ、エキサイティングだわー。

彼女は大会場でも集客は問題ないはずだけど、
小規模なホールが好きなのかな。
立って歌うの無理なんだって。
ピアノ弾かなくても、ピアノの前がいいらしい。