ごきげんよう!さわこです
時々、聞く言葉、ルサンチマンについて調べてみました。
〇ルサンチマン(仏: ressentiment)は、
弱者が敵わない強者に対して内面に抱く、
「憤り・怨恨・憎悪・非難・嫉妬」といった感情。
〇「Ressentiment」の語源は?
1943年に心理学的な意味で、
『妬みや憎しみを抑えられずに生じる状態』を
表す言葉がニーチェによって作られました。
ニーチェの有名な「神は死んだ」とは、
すべてが無価値化したという意味です。
(牧師の息子にもかかわらず、ニーチェは無神論になったとかは、極端な理解かも)
〇ルサンチマンに陥るとはどういうことですか?
強者に対して敵意・憎悪・復讐心のような否定的感情を抱きながら、
それを解消するいかなる行動をとることもできず、
自身の無力感と結びついて抑圧される場合に陥るのです。
〇ルサンチマンの事例は?
例えば、いわゆる反面教師。
「昔ひどい上司に苦しめられたから私は部下を絶対に大切にする」もルサンチマンです。
本当にその苦しみを解消したいなら、
その悪い上司と直接、闘うことから逃げないことです。
それができないから、その恨みと憤りのエネルギーを
「部下を大切にすること」によって解消しようとするのです。
(こういうルサンチマンは、良いことのように思えますが・・・)
〇ルサンチマンは何が悪いのですか?
弱者が敵わない強者に対して内面に抱く、
「憤り・怨恨・憎悪・非難・嫉妬」といった感情。
そこから、弱い自分は「善」であり、
強者は「悪」だという「価値の転倒」をしてしまうことです。
マラナ・タ
敵意・憎悪・復讐心のような否定的感情は、
キリスト様によって、その結びつきが深くなることによって
解消してくださるのです。
人格の成長の糧とさえにもしていただけるのです。