ごきげんよう!さわこです。
 
image
 
「メシアニックジューの方の証言」
として、興味深い記事を紹介して頂きました。
 
ユダヤ人の文化を知ると、聖書が分かりやすくなります。
 
-------------------------------------------------------------------------
ルカによる福音書11:11-13を例にあげますと
 
①子供がパンを望むのに石を与えるだろうか?
②魚を望むのに蛇を与えるだろうか?
③卵を望んでいるのに、サソリを与えるだろうか?
 
①と②は、普通に読んで理解できると思いますが、
③は、なぜ卵とサソリなのでしょうか?
 
それはイスラエルには、白いサソリが、たくさんいるからです。
そして、日中地面が暑いとサソリは卵のように丸くなっています。
イスラエルの幼い子供達は、それを卵だと思って、間違って手でつかもうとします。
そしてサソリに刺されて死ぬことがあるのです。
 
image
 
次に、マタイによる福音書23:27,28を例にあげますと、
 
聖書には、白い墓を偽善者の例えに使う箇所もあります。
しかし、なぜ白い墓と言うのでしょうか?
ユダヤ人たちは死人や墓に触れると汚れるという律法があります。

そのため薄暗くなって道を歩く時に間違って墓に触れないように白く塗るのです。

 
外側から見るとその白い墓はとても綺麗ですが、中にあるのは汚れたものが入っていると、そのことを例えて律法学者のパリザイ人を 外側だけ美しく飾っているが、中が汚れている偽善者よ!とイエス様が言ったのです。
 
--------------------------------------------------------------------------
 
目からウロコが落ちました。
 
ちなみに「目からうろこ」という日本語の常套句の出所は聖書だと知っていましたか?
 
使徒言行録9章18節、19節
「するとたちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。そこで、身を起こして洗礼(バプテスマ)を受け、食事もして元気を取り戻した。」
 
このように日本文化でもすんなりわかる聖書の箇所もありますけれどね。
 
白い墓を偽善者のたとえにするのも、日本人感覚でわかりますけれども、
何故、墓を白く塗ったのか?になると分かりませんね。
日本には墓を白く塗る習慣はないからです。
 
image
 
マラナ・タ
「聖書の分からない箇所は、聖書から学ぶ」が鉄則ですが、生活レベルの記述になると、ヘブライ民族の(イスラエル人・ユダヤ人)の生活習慣やタルムードなどの知識があると便利な面もあります。
聖書に書かれていないから、と自分の文化圏での知識で憶測読み・推測読み・想像力を駆使して読んでしまうのも問題ですね。