ごきげんよう!さわこです
この本を知っていますか?
著者であるサムエル・バキオキ先生は、SDA信徒。
セブンスデー・アドベンチストキリスト教団の神学者です。
SDA教会は、第7日安息日を礼拝日として守り、聖書の食規定を遵守するという聖書に忠実なキリスト教会です。
聖書には、いくらイエス様の復活の記念日だとは言え、安息日が日曜日に変えるようにとは聖書には無いために、日曜日には礼拝を持ちません。
そういう次第で、一部のキリスト教会やキリスト教徒からは「異端教会」だとか「カルト」だとか後ろ指を指されてきました。
今では、そのように言われることも、減ってはきましたが、ネットで検索してみると、相変わらず、異端だとかカルトだとか書かれています。
私たちは、聖書に忠実に教え、かつ学んでいるのですから、非難されてもひるまないのです。
ひるまないとはいえ、同胞からの非難もあることもネットを見て知った時には、心は痛みましたが。
さて、バキオキ先生は、ローマのポンティフィカル・グレゴリアン大学を、カトリック教徒以外では初めて卒業し(1977年)教皇パウロ4世から、学業優秀生として金メダルを授与されました。アメリカ合衆国内でも学位を取得しています。
何ともびっくりする経歴ですが、カトリックは問題ありとはいえ、真理に忠実なキリスト者には寛容さを持ち合わせているのだと思いました。
聖書が、ワインを祝福する一方で禁止するのは、どういうこと?
辻褄の合わない聖書の記述にイライラしていました。
聖書のどちらを受け入れたらいいの?
十数年前に教会の書庫で、この本を見つけてうれしかったこと!
今回、再読するにあたり、新たに購入して線を引きながら熟読しました。
一回目には読み飛ばしたり、読み流したりしていた自分の「イイカゲン読み」に直面して恥じました。
しかし、あの時期は、それでよかったんだと思いました。
私が律法主義的になり、ワインを禁ずる聖句を掲げて、お酒を嗜む人々をさばいてしまったかもしれないのです。
甘いお菓子はオッケーとしながら、お酒の禁忌を理由に「さばくことを正当化する」という罪人丸出しのアンバランスな信仰生活を堂々としていた可能性がありました。
翻訳の不適切さは、文脈読みと他の箇所とを照合することで解決するのです。
良書でした。おススメです。
新教出版社です。
今朝は、子どもとの聖書研究会がある日だと1週間取り違えて教会に行ってしまいました。
早い目に到着した時のために、この本を持って出ました。
ですから、時間の無駄をしたと思うこともなく、ちょうどのバスに乗って、手前のバス停でおりました。
行く春を楽しみながらぶらぶらといつもの散歩道を歩きました。
そして、お目当ての椅子に座って読書開始。
この写真は、桜の季節に撮りました。
今日は、桜も散ってしまっていました。
この椅子に座って、読み終えることができました。
梅-桃ー木瓜ー桜
こぶし、もくれん
つつじの季節の到来です。