ごきげんよう!さわこです。
時々、私のブログで動画の紹介をしているSDA教会の河原久牧師。
河原先生が、2018年4期「今日の光」10月10日からの抜粋を、講演会で用いられたものをお友達が紹介しくれました。
「人が全く自己を棄て、
あらゆる偽りの神を
魂から締め出される時、
その空白は、
キリストの霊によって
満たされる」
人の内に在る「その空白は」・・・
あ~、アウグスチヌスの有名な言葉だ。
でも、アウグスチヌスって?
「アウグスティヌス(354年~430年)は、中世哲学・キリスト教哲学の中では超重要人物。スコラ哲学を代表するトマス・アクィナスに強い影響を与えた。自由意志について論じたことを考慮すると、近代哲学にも影響を与えたと言える。」のだそうです。
パスカルも言っていたはず。でもパスカルって?
「(1623-1662年)思想家である科学者。
計算機の発明や、大気圧の研究で知られ、気圧の単位ヘクトパスカルにその名を残しています。
有名な書「パンセ」は科学者の視点で人間の心の特徴を分析しています。」とありました。
この言葉もその中に書かれているんでしょうか。
ちなみにルターの宗教改革派1517年ですから、ルターから100年くらい後の人。
パスカルの時代は、人間の理性が万能といった思想が急速に広まっており(神を否定した結果の例がフランス革命とその後の恐怖政治)、パスカルはそういった思想の危うさを確信して「人間はおごってはならない」と考えてメモを書き留めました。そのまとめが「パンセ」だということです。
そこで、人の心の中にある神のかたちの空白とは?
どういう神のかたちなんでしょうか?
神の定義は、民族によって一見異なるようにさえ見えますが、実際はどうなんでしょうか?
今期の安息日学校聖書研究ガイド43ページには、
「過去のすべての世代を通じてキリストは、お語りになったのである。」
と書いてありました。
その根拠となる聖句を、ローマ書から紹介します。
ローマ 1章20節
「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造のこのかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。・・・」
ローマ 2章14節、15節
「すなわち、律法を持たない異邦人が、自然のままで、律法の命じることを行うならば、たとい律法を持たなくても、彼らにとっては、自分自身が律法なのである。彼らは、律法の要求がその心にしるされていることを現し、そのことを彼らの良心も共にあかしをして、その判断が互いにあるいは訴え、あるいは弁明しあうのである。」
ローマ 2章16節
「そしてこれらのことは・・・神がキリスト・イエスによって人々の隠れた事柄をさばかれるその日に、明らかにされるであろう」
神はご自分が創造した人間たち全体にお語りになっているんです。
しかし、エデンの園でのあの忌まわしい一件以来、サタンによって人間は罪の精神に影響され支配されるようになりました。
人間の心の中の神様の住まわれる場所が空白になったのです。
神さま不在。その空白をサタンは占領しようと狙っています。
どうしたら、サタンとの大争闘に勝利できるんでしょうか。
その答えが、これなんです。
「人が全く自己を棄て、
あらゆる偽りの神を魂から締め出される時、
その空白は、キリストの霊によって満たされる」
今朝のデボーションとなりました。