ごきげんよう!さわこです
 
二年前の今日の光1月9日を読み返しながら・・・・
罪の神秘について、語る前に、
加藤君の物語を、まえふりに。
 
二年前の今日、加藤とらきち君は、我が家にいませんでした。
 
近所の空き家かなんかで、数匹のきょうだいと生まれて、
乳離れしてからは、野良猫として、たくましく生きていたのでした。
 
 
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昨年の春の終わりのころ、
ともだちの黒田うなたろう君に誘われて、うちの庭を訪れました。
 
黒田君はその後、お出ましにはならなくなったのですが、
相性がよかったのか、加藤君は、毎日来るようになり、
うちの庭の隅っこに、簡易ベッドの段ボールを置いてあったら
そこで寝泊りするようになりました。
 
冬の寒さが厳しくなったころ、
加藤君は、数か月に及ぶ、
我が家の娘との話し合いに応じて
いよいよ、決心したようでした。
 
室内に用意した、三階建てのお家に入居しました。
南向きの日当たり抜群。
家賃なし、食事つき、先住民のわんこの同居人つき。
 
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しかし、しかし、
自由気ままな生活は放棄しなくてはなりません。
 
安全を取るか、自由を取るか。
条件付きの愛か、無条件の危険な愛か、
 
加藤君は、悩みました。
 
あら、あら、入れられちまったよ。
三階建てマンションとは聞こえが良いが、
檻の中ではございませんか・・・
 
ちょっと迷いも湧いてきます。
 
おまけに、始めていく動物病院で、
病気の有無を調べるための血液検査。
予防注射。
 
初めての経験だけど、注射なんて痛くはねえや。
こちとら、野良猫業界の縄張り争いで、
痛い喧嘩は何度もやってきたのでござんす。
 
あったかいけど、自由がない・・・
後悔も、先に立たず・・・
この悩んだ顔を見てください。
 
鳴いてみたら、この家のおとうちゃまが、
「よしよし」と・・・
しゃねえな、いつまでも、鳴くわけにもいかねえや。
 
ふてくされた表情の加藤君
 
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さて、加藤君の物語はこの辺で。
 
今日のテーマは、「罪の発生」について。
 
罪の存在を理由付けしようとして、
罪の起源を説明することは不可能です。
 
しかし、悪に対する神のすべての取り扱いの中に、
 
神の広義と憐れみが
完全に現されているということに関しては、
 
十分に理解できるのであります。
 
聖書の中に
はっきり教えられていることは、
 
罪が入ってきたことに対して
 
神は何の責任もないということです。
 
罪は侵入者であって、
その存在については
理由をあげることができません。
 
それは神秘であり、不可解であって、
にもかかわらず、
あえてその言い訳をすなってしまいます。
 
 
罪についての唯一の定義は、
 
神の御言葉のうち与えられています。
 
それは「罪は不法である」ということです。
 
罪は利己心から起こりました。
 
天使ルシファーが
天の第一位を望んだことから始まりました。
 
 
ルシファーは、自分自身の邪悪な特徴を、
愛の神に押し付けようとし、て天使たちを欺いたのでした。
 
こうして人類をも騙したのでした。
 
 
ルシファー(サタン)は
神の御言葉を疑わせ、神の恵みを信じさせないようにしたのです。
いまも、人類に対して、サタンはその働きに励んでいます。
 
 
罪は完全な宇宙に出現しました。
罪の発生や
その発展の理由は
人間が納得するようには、
決して説明することはできないのです。
 
 
 
マラナ・タ
 
罪の発生、罪の侵入は、人類にとっては説明のつかない神秘です。
しかし、「罪」とは、簡単に言えば「神」を選ぶか、「神以外」を選ぶかに尽きます。
 
野良猫のとらきちが、さわこ家を選ぶか、危険いっぱいの野良暮らしの自由を選ぶか。
似ているようではありませんか。