ごきげんよう!さわこです。
 
茶の湯を習っていた時代には、着物は頻繁に着ていた。
お稽古のある日だけでなく、ほぼ日常的に着ていた。
毎日着物生活しよう!と心に決めていたのでした。
1年間、春夏秋冬、着物生活。
私の心よ、天に届け。
私の心よ、大地を踏みしめよ。
天と地がつながって、
身体が、神様に創造され、造られた者としての意識が強まるようだった。
 
茶の湯をやめてからは、だんだん洋服生活に戻ってしまった。
あの決心は何処に?
 
バスの時刻が変わってしまって、教会まで行くバスがなくなってしまった。
着物で、自転車をかっこよく乗るほど、私は粋ではない。
袴をはいて乗るほどの、根性もない。
そんなこんなで、毎日着物生活の熱意は日に日に落ちて行った。
自転車に乗らなくてよい時だけの外出日だけの着物生活に。
 
この8月の終わりに、一回だけ着ました。
青もみじの夏衣、季節限定。
すがすがしい青もみじを見るたびに、あの着物、今年は着ておきたい・・・
去年は着ることなく済んでしまった。
このピンクの夏帯も、そろそろ、派手かなあ・・・
来年は無理かも・・・

 
そして今日、お友達にお茶会に誘われました。
彼女のお家のお茶室。
お茶を点てて頂き、お茶にまつわる会話の楽しさ。
お茶室の静寂さ。
自転車で行くのをやめて、思い切って、着物にしました。

 

もう、暦の上では、秋だから、秋単衣のあの着物を着よう。
と思ったのです。
娘時代の着物で、この年齢でも着こなせる、唯一のもの。
 
でもねえ・・10月9日の今日も、夏のような暑さです。
カレンダーを見ると、今日は旧暦の9月1日。
なあんだ、まだ、夏衣でもいいじゃないの。
かくして、この水色の着物にしました。
脱いですぐ、写したので、しわが目につきます。
あしからず。
 
        
 

 

 
全身は、被写体として難ありですので、足元だけ。
帰ってから、ご近所のお留守だったお宅に
赤い羽根募金のお願いに行きました。
班長さんとしての町内会の御用です。
若い奥さんが出ていらして、着物を喜んでくださいました。
90代のおばあさまのお着物を譲り受けたいと思っているの・・・
と、日本の着物文化について、語りあい、楽しいひと時。