人に何かしてあげたいとき
最近、私の周辺で様々な
出来事が起こっています。
その人の助けになることって何だろう。
それが生死に関わることだったら、
私は医者でもないので、専門的な助けは
できません。
人に何かしてあげたいとき、気を付けたいのが、
「相手からの評価やありがとうを期待すること」
何かしてあげたい、が自分の利益のため、に
なってしまう考え方です。
禅語に
利益を期待しない、という意味の
「無功徳」
という言葉があるそうです。
そんなことを考えつつ、最近、周囲の人に
何かが起こるたび、私にできることを
考えていました。
結局できることは、「想う」こと。
お祈りする、とは違って、その人の気持ちを
自分のことのように想像し、
寄り添って受け止め、共感すること。
また、もっとこうした方がいいのに、と
人に対して思うことってあるのではないでしょうか。
例えば、子供が全然勉強しない、
部下がやる気を起こさない。
こんな時ももっとこうした方が、の
アドバイスが自分が正解だと思い込み、
誘導になることも。
そんな時は、まず相手の気持ちを想像すること
かもしれません。
なんで勉強しないんだろう、と思ったら、
勉強しない理由や、勉強しないことで実は感じている不安など
これらを想像し、寄り添って受け止める。
自分が助けたくても、どうすることもできないことって
世の中たくさんあります。
また、人によっても解決や気づきのタイミングは
異なります。
その人に合わせて寄り添って待つ。
どうしても今の世の中、「問題解決」を急ぐ傾向に
あります。
悠長なことを言って、構えていては、
資本主義の競争社会に取り残される。
でも、人それぞれの人生です。
納得できる生き方は人それぞれ。
周りがとやかく言うことではありませんし、
例えば今、コロナの影響で、
焦ったり、こだわりすぎても仕方のないこと、
正解がわからないことが増えています。
慌てず、「寝かせる」ことも今、大事な
「解決策」になっているのではないかと
思います。
人を助けたいと思ったとき、こんな風に考えてみたいと
思いました。
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