顔を立てる、ということ | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

顔を立てる、ということ

■キャリアクリニックなどの個別サービス

キャリアクリニックや職務経歴書添削、

模擬面接サービスなど、

受付は下記からになります。


土日も対応しておりますので、是非、

ご利用ください。

キャリアクリニック

http://www.sawako-women.net/career/index.html

職務経歴書添削、模擬面接

http://www.sawako-women.net/career/keireki.html

http://www.sawako-women.net/career/mensetsu.html

■セミナーのお知らせ

『女性のためのリーダー準備セミナー』

女性活躍推進、ダイバーシティ推進、など女性リーダーを

育成しなくては、と様々な企業が課題と感じています。

その中で、私たち女性が、どのようにリーダーという選択

肢をとらえるか、そして、リーダーとして活躍するには、

どうしたらいいのでしょうか?

【対象者】

 *すでに部下や後輩を抱えている人、

 *周囲からその役割を期待されている人。

 *これからマネジメントを意識した

  キャリアを考えたい人。

【内容】

 ・女性の強みを生かしたリーダーとは

 ・どんなリーダーになりたいか

 ・リーダーに必要なスキル、女性に足りないものとは

 ・周囲を巻き込むための人間関係スキル

 ・具体的目標を設定

日時:525日(土)930分~1330

料金:8500円(税込)

会場:ワークスエンタテイメント内(本郷三丁目徒歩4分)

お申し込みは、こちらのHPよりお願いいたします。

http://www.sawako-women.net

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     日曜のコラム

  顔を立てる、ということ

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企業研修で、コミュニケーションスキルに

触れてほしい、と言われることも多いです。


このスキルって、確かにテクニックではありますが、

人の気持ちを考えて関われるかどうか、

ここが肝になってきます。

人の気持ちを考えて、という側面から

アプローチすると、コミュニケーションで、

信頼関係をいくらでも作ることが可能です。

逆もしかり。

たとえば「顔を立てる」

案外社会で大事な、基本的な

コミュニケーションかも知れません。

この言葉を辞書で調べると、

「面目が保たれるようにする。

体面が傷つかないようにする。」とあります。


英語でも、

I had to compromise to save his face


(彼の顔を立てるため、妥協せざるを得なかった)

という風に使われるようです。(Weblio辞書より)

カウンセリングやセミナーで、

人間関係がうまくいかなくなってしまい、

と悩んで相談に来られる方が多いですが、


よくよく話を聞いていくと、

ある失敗を本人が気付かないうちに

犯していることがあります。

例えばこんなことです。


自分では絶対に正しい、と

思っていることを貫き通すために、

正論を言う。


それ自体、悪いことではないのですが、

それによって、誰かのメンツが

つぶれることがあります。

確かに間違っていないんです。


でも、それによって、微妙に人間関係に

「ズレ」が生じることがあるのも、

確かなこと。


当然、正論なので、

誰も注意はできませんし、

言うとしても、


やっぱり、「でもね、●●さん

顔が立たないよね」といった

セリフになってしまう。


「顔を立てるために、

正論を引っ込める、というのか。」と

反論されると、言った相手は、

もうそれ以上は言えないでしょう。

では、正論を言うな、ということでは

ないと思っています。

自分のメンツが丸つぶれ、

顔が立たない、と思う相手は、その人が言う

「正論」は青天の霹靂。


なんで突然そんな行動に出るのか。と。

ここでのポイントは、「突然」です。


相手の顔を立てつつ、自分の考えを

言ったり、行動するためには、


まずは、相手とちゃんと話をすること。

そして、相手が納得できる状態まで、

会話してから、行動する。

仕事がうまく回っている人は、

実は遠回しではなく、直接、

関わる周囲の人と

率直に会話できているようです。


そしてその際、自分の考え、意見を

理解してもらう行動だけですと、

「説得」になります。


説得ではなく、納得が大事。


そのためには、対話すること、

改めてしてみることも大事か

しれません!