年齢に合わせたスキルアップ

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　　　　　　　　　　日曜のコラム

　　　　　　　年齢に合わせたスキルアップ

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私たちが働き続けるためには、

「必要とされ続ける」必要があります。

必要とされ続けるためには、

スキルを磨き続けることかもしれません。

しかし、そのスキルも、

状況の変化を見ながら、

必要なスキルを磨くことなのかもしれません。

カウンセリングや講演で、

「どんな資格を取得すればいいですか？」と

かなりの頻度で聞かれます。

もちろん、資格取得も一つのスキルアップになりますが、

資格を一生懸命取得しても、

それを使わなければ、残念ながら、

「資格がひとつ増えた」「知識が増えた」で

終わってしまいます。

取得した資格や知識をどう使うのか。

ここが課題だと思っています。

そんな中、こんなことができるようになった、

などの実績だけでないスキルアップもあります。

それは、ヒューマンスキル。

年齢に合わせたヒューマンスキルを

上げていくこと、

これも必要とされ続けるための

大きな要素ではないでしょうか。

また、仕事の中には、

案外ルーティンワークが多いものです。

以前からの繰り返しの仕事。

ドラマのように、日々、新しいプロジェクトを

任されたり、新規の仕事が入ったり、

なんて波乱万丈なことは少ないのでは

ないでしょうか。

つい、私たちは、スキルアップ、キャリアアップ、

というと、新しいことへの挑戦、と思いがち。

または、キャリアチェンジ、など。

でも、繰り返しになりますが、

そんなドラマティックなことは少ないものです。

日々の日常を働き続けていく、

という積み重ねに。

しかし、組織や社会で必要とされ続けるためには、

その中でも、周囲との関わり方が

変わってきます。

たとえば、ベテランになっていくと、

人と人とをつなげたり、

上の言っていることを下に適切に伝えたり、

他部署との連携を取ったり、

下の意見を吸い上げて、上に伝えたり。

そして最も大きいのは、「指導」。

今までの経験や知識を後輩に

指導していく、という役割。

このように、ベテランになってくると、

自分の仕事だけでなく、

周りをみながら、つなげていく役割が

求められるように。

それができる人かどうか、で

評価に差が出ていきます。

先日、事務職の方たちの

研修の打合せで、

「自分の役割でもないのに、

指導するなんて、おこがましいことはできない、

と思って躊躇する女性も多い」との

話が出ました。

確かにそうなんです。

指導したくないわけでなく、

出しゃばりだと思われたくない、

という気持ちが見え隠れします。

そんな時は、是非、上司に、

許可を得てでもよいので、

役割を担ってみてはいかがでしょうか。

必要とされる人材になり続けるために。