見切りの付け方 | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

見切りの付け方

ずーっと同じ状態、つまり永遠って

ないんだなーと、年を重ねるほど、

感じます。


常に私たちを取り巻く状況、そして

それを受けて、自分自身も

変化しています。


仕事を振り返ると、新人だったころと

今では、当然やっている仕事や

チャンスが変化しています。


ずっと同じ仕事をしている、と思っている人も

必ず変化しているはず。


私もそう。


先日、プロキャリアカウンセラー養成講座

三期の2回目で、


カウンセラーが活躍できる仕事と

その特性をレクチャーしたのですが、


私が過去、やったことのある仕事内容を

実体験に基づいて解説。


しゃべりながら、いろんな仕事をしたんだなーと

自身も振り返りました。


その中には、当時から進化した仕事や

今はもうやっていない仕事も。


私たちは、生きている中で、終わりにしたり、

新しく始めたり、を繰り返して前に進んでるんですね。



でも、その中で、終わりにしたくなかったのに

終わりにしなくてはならない、


ということだってあるのではないでしょうか。


キャリアクリニックでのご相談では、

そういった節目にもよく立ち会います。


自分のやりたい仕事だったのに、部署異動で

できなくなった、とか、


会社が倒産してしまった、とか。


その時大切なのは、その出来事に見切りをつけること。


でも、やっぱり時間がかかります。

人間だから。


過去の出来事にするためには、少し

自分の気持ちと向き合って、ある程度のところで

前に進むこと。


先日、こんなことがありました。


出張先で、大事なアクセサリーをホテルに置いてきて

しまいました。


後で探してもらいましたが、見当たらないとのこと。


高価なものではないのですが、

とても気に入っていて・・・。


購入したショップに、同じものがないか、

聞きに行くと、店員さんが、ずいぶん前に購入したのですが、

ちゃんと私が過去に買ったものをリストで

残していてくださって、すぐにわかってくださいました。


「あれ、よかったですよね、でも、もう売ってないんです。」


似たようなものを探してもらいましたが、

うーん、あれに代わるものがない。


私が散々未練がましくしていると、店員さんが


「でも、なくした大事なものが、

その人の不運とか、不幸なことを

全部持っていってくれるって言いますから。」


と、そんなことを慰めにおっしゃってくれました。


でも、妙に納得できて、腑に落ちて、

なくしたアクセサリーに

お礼を言いたい気分になりました。


大事なものが全部、負を持って行ってくれるんだ、

と考えると、いろんなことがラクになれるのでは

ないでしょうか。


たとえば、失恋だってそう。

相手には悪いですがにひひ


考え方次第。

見切りの付け方の一つの方法かもしれません。



キャリアカウンセリング、職務経歴書添削 などの

お申込みは、こちらから・・・

http://www.sawako-women.net/