ネガティブな気持ちを引きずらない転職法 | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

ネガティブな気持ちを引きずらない転職法

会社を辞めたい、と思うとき、何らかの

きっかけがあるはずです。

しかも、そのきっかけは、後ろ向きなものでは

ないでしょうか。


私が今までお会いした方の中で、

完全なる前向きな気持ち、例えば

「ステップアップのため、今の会社には何の

不満はないけれど、転職することにした」

とおっしゃる方にお会いしたことは

一度もありませんでした。


常にアンテナを張り巡らしておくとよいと思うのですが、

でも、仕事が楽しい、大好き、この環境や条件に何の不満もない!

と思っている時に、よい話がきたとしても、

よっぽどではない限り、動かないのではないでしょうか。


例えば、お誘いの仕事は年収がすごくよい、という時。


でも、それをよく考えてみると、実は今の年収に

満足していれば、動かないはずです。


転職したいと思うとき、私たちのマイナス要因に

響く内容であれば、前向きに考えるのでしょう。


だから私は、必ず転職を考えている人には、

その理由をよく確認することにしています。


中には、仕事や役職柄、マイナスの理由を言うことや、

自分で受け止めることに慣れていない方もいらっしゃいます。


でも、これを明確にしないと、実は上手に前に

進めることができないのです。


ネガティブな理由をしっかり認識していないことで、

こんなことが起こります。


*同じ過ちを繰り返し、せっかくの転職も失敗に。


辞めたい理由を自分の中で明確にしておかないと、

せっかく転職できたとしても、また同じ繰り返しに

なってしまいます。

そういえば、こんなことがイヤで転職したかったんだ、と、

転職した後に気づいても遅いのです!

面接ではあまり正直にネガティブな理由は言えませんよね。

よく、面接でのアピール内容と本音をごっちゃまぜにしてしまう人が

いるのですが、しっかりと分けておきましょう。


*面接で、感情をぶつけてしまう。


辞めたい理由を理解し、消化しておかないと、

感情がぶれやすくなり、面接でネガティブな発言を

してしまったり、後ろ向きな印象をあたえてしまいます。
そうならないためには、「何が不満なのか」を感情だけでなく、

頭で理解し受け止め、気持ちを切り替えて面接に

挑まなくてはなりません。


辞めたい度合いが高いほどに、私たちは行動に移しやすくなるのです。


そんな時は、より冷静に、自分の状況を理解、整理し、

その上で面接を受けていかないと、ネガティブな

感情に支配されてしまいます。


在職中で、今の会社を一刻も辞めたいと思っていらっしゃる方、

仕事が終わってからの夕方以降の面接設定では、

気持ちを切り替えて挑むようにしてくださいね。

少し早めに現地に到着して、お茶でも飲みながら、

モードをシフトしてみてはどうでしょうか。