上手なアドバイスの受け方 | 藤井佐和子オフィシャルブログ「キャリアカウンセリングブログ」Powered by Ameba

上手なアドバイスの受け方

私たちには、様々なアドバイスや指導を

受ける機会があります。


これも情報収集の手段として大事なことです。


しかし、色々なアドバイスを受ける中で、

逆に迷いが生じてしまう人がいます。

これは、

「アドバイスしてくれる人やアドバイス内容への

想いや依存の強さ」

から生じるものではないでしょうか。

例えば、会社の中で、この人の言うことなら
すっと入ってくるが、尊敬できない嫌いな

相手が同じ事を言っても、反感を覚える、

なんていうのもよい例。


アドバイスを素直に聞ける相手に

肩入れしている場合は、どんな意見でも

すんなり入ってくるのかもしれません、

そして、何かでその人に裏切られたり、

期待はずれの行動をとられた場合、
好き、から嫌い、に一変してしまうことも。

これは、勝手に相手に対して、

自分が期待していたことから

生じるのではないでしょうか。

また、世の中、たくさんのセミナーや

本が出ています。

これらから私たちは、色々なことを
学びます。


しかし、これらを発信しているのは、
すべて生身の人間。


全部を信じて取り入れる必要は

ないのではないでしょうか。

私のセミナーやキャリアクリニックもそうです。

私からの発信は、アドバイスも入りますが、
「気づき」を得るためのきっかけ作りに過ぎません。

「キャリアカウンセラーがそう言っていたから」と

いった理由で、何かを実行に移すのは危険です。


そのため、様々な選択肢や情報は

お話しますが、最後の、

「どうしたいのか」は、必ずご本人に

意思決定していただくようにしています。


自分で決めてやってみて、

そしてうまくいかなかったら

また一緒に考えるのです。

また、カリスマ性の高い人が言っていることは、
それに向けて頑張れば、何か見えてくるのでは
ないか、と思う人も多くなります。


これだって、人間の発信。


自分につき合わせて、どの部分を
取り入れるべきか、を取捨選択するとよいで
しょう。


あくまでも相手に期待をかけすぎるのはNGです。


そこで、人からアドバイスをもらう上での
スタンスをまとめてみました。

・まずは素直な気持ちで受け入れてみる。

 

 思い入れのない相手でも、案外自分にとってよい
 情報をくれることもあります。最初から聞く耳を
 持たないのは、機会損失です。

・相手に期待をかけすぎない。


 アドバイスをくれた人を絶対的に信頼している場合、

 何かで裏切られたら、方向性を見失います。

 また、アドバイスしてくれる人と自分は違う

 人間です。
 すべてを受け止めるのではなく、考える材料に
 するとよいでしょう。



・身内や友人など、自分にとってラクな

 アドバイスをしている人に偏ってミミを傾けない。


 自分が疲れているときは、やさしいアドバイスは
 ゆとりを取り戻すために重要ですが、

 前に進むためにはマイナスになることもあります。



いかがでしょうか。


自分では気づけないことを得られるのが、

アドバイスです。

上手にアドバイスという情報を利用しましょう。