能登半島地震で被災した友人宅にお邪魔した

 

地震から1ヵ月はすぎましたが

家は傾き

断水も長引き

下水道も使えない日々が長かった地域

 

今は

おかげさまで

友人宅は

断水解消 下水道も使えるようになりましたが

家は傾いたまま

 

住めないワケではないと

現在は在宅避難と言う形をとっておられる

 

折に触れて

どう?

大丈夫?

何か困りことがないか?

と顔を出して

情報収集しにいきますが

 

今日も顔を出しに行くと

 

「ご飯食べてって」

 

ちょうど お昼にお邪魔してしまった

わたしが空気読めていなかったのは

申し訳なかったのですが

 

オムライス作ってくれました

 

被災した方に

ご飯作ってもらって

 

「気の毒な」

です

 

気の毒な

 

と言う言葉は石川県の方言で

最上級の感謝の言葉であり

気を使ってもらい恐れ入ります 感謝申し上げます

という意味合いになるんですね

 

「気の毒な」

と言われて

不快に思う石川県民はいないと思いますが

 

一般的に

標準語にすると

気の毒

というのは

 

大変ですね かわいそう

というイメージかと思います

 

わたしも

東京の友人にお土産をいただいたとき

思わず

「気の毒な」と言ってしまった時

 

友人は

不快な顔しておりましたので

おそらく

 

なぜ わたしがお土産を渡して

かわいそうと思われないといけないの?

と感じたのではないかと思いましたので

 

慌てて

補足で

「石川県では 気の毒なというのは最上級の感謝の気持ちの方言です」

と説明はしましたので

誤解をとくことはできた

 

今日は

石川県民同士のやりとりですので

 

「お昼 用意してもろてぇ 気の毒なぁ」

 

「なもなも いつもあんやとぉ」

 

で終わる

 

地震で被災した友人は

標準語でいうと

気の毒です

 

ですが

こうして 日々 災害後

日常を取り戻そうと頑張っている

 

オムライスをいただきながら

生活再建についてや

今後の防災についてお話を伺う

 

二つの意味で

気の毒な友人

 

1つは 被災して大変ですね

1つは 被災しているのにご飯作って食べさせてくれてめちゃくちゃ感謝

ということです

 

 

優しさを感じたちょっとした事

 

 

 

 

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