1月25日
能登半島地震から25日目
我が家には
能登で仕事をしている長男が被災して戻ってきています
残念ながら
長男が務める会社は
今でも休業
いつ再開できるかわからない状態です
休業中の長男
毎日 暇や
と言いながら
時にキッチンにたってご飯を作ってくれる
夕べはカレーだった
実は
わたしはカレー作るのが苦手で
自分のカレーは不味いと思う
うちはシングル家庭でしたので
仕事と子育ての両立は厳しく
息子たちには申し訳ないけど
「食べれたらよい」
で 仕事終わり
慌てて急いで作るので
なんだか
やっつけカレーですから
あんまり美味しくないなと自分で感じていたんですが
息子たちはそれを黙って食べていてくれたんですよね
今思えば 申し訳ないなとも思うが
長男の作ったカレー
美味しかった
なぜなら
時間をかけて作っているから
野菜の切り方も繊細で食べやすい大きさにカット
お肉も細かくて食べやすい
わたしの場合は
急いでいるから乱雑だったな
そして
玉ねぎの形がないくらい煮込んでいるから
とてもマイルドで深みのある味
会社休業中 自宅待機がいつまで続くかわかりませんが
こうしてご飯を作ってくれるのはありがたいし
今になって自分の作る料理の乱雑さに気づく
時間があるというのは
余裕があるということ
余裕があるって豊かなことなんだと思う
お金ではなく 心が
だから 美味しくなるんだろうなぁ
としみじみ思う
本来は親である
わたしが被災した長男の世話しないといけないのですが
社会人になって
すっかり大人になった息子にご飯の用意をしてもらい
甘えていただいております
いろんな意味で
こんな日が来るとは想像していなかったし
長男が休業していることは心配にはなるが
これはこれで
ちょっと心が豊かになれる瞬間
美味しかったです
ごちそうさまでした