今こそ 読んでほしい本

 

 
 

 

2019年に

防災の勉強で

県立看護大学の教授から勧められた本です

 

わたし自身も女性防災士として

思い当たることがありましたので

わたしにとったら防災バイブル的な本です

 

能登半島地震から

自分の地域の避難所運営にも

ものすごく役に立ちましたし

市内の避難所

または

炊き出しや支援物資を運ぶ際に

各避難所を見せていただく機会がありますが

避難所の運営に関しては

統一ではなく

その地域ごとに違うような気がします

 

東日本大震災の避難所では

避難所で苦しんでいたのは

女性だったこと

 

「女性」 だったということ

 

そもそも 女性は質で言いますと

「陰」

でございますので

 

隠したいところ 見せたくないものってあるんですよね

 

例えば

着替えだったり

授乳だったり

そして・・・

 

生理

生理パットを男性のリーダーに

もらいにいくことに躊躇するんです

 

これは 女性ではないとわからない心理

だと思いますが

やはりそこは 繊細な部分でございますので

困ることってあるんですね

 

女たちの避難所

フィクションとして描かれていますが

わたしも避難所の生活を女性から

聞いておりますので

ごくごく実話に近いのかもしれません

 

同じ女性として 胸が締め付けられるワケです

 

美徳の代名詞

「絆・親切・家族・夫婦・我慢・辛抱」

時にこれも 大切なんですが

いざと言う時 特に女性の視点からは

女性が「陰」であるがゆえに

それが「苦」となる場合もあることも

ここで認識していただきたいと思う

 

九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と

乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と

息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人

避難所へ向かった。だがそこは、

“絆”を盾に段ボールの仕切りも使わせない監視社会。

男尊女卑が蔓延(はびこ)り

美しい遠乃は好奇の目の中

授乳もままならなかった。

やがて虐げられた女たちは静かに怒り、

立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説

本書 解説より

 

NHK取材の防災の女性参画が必要な理由

〇生理用品について

サイズや用途を言いたくても

“わがまま”だと受け取られる恐れからなかなか言い出せない

〇女性にとって、着替えたり体を拭いたりすることが難しい環境があります

我慢し続けると衛生状態も悪化します

〇不眠をはじめ、ぼうこう炎、ちつ炎、外陰炎といった

婦人科系の疾患に直面することがあります

〇炊き出し掃除の負担
〇災害時でもDVや性暴力

性的ハラスメントが起きています

これは学術調査により、東日本大震災で改めて明らかになりました

 

避難所は男性が運営するもの

ではなく女性も運営に関わることもお勧めします

 

今 石川県で起きていること

避難所生活は長くなると思う

そんな時だからこそ参画してほしい

 

わたしも今回

避難所運営で

男性防災士さんに

勇気を持って話をしました

 

赤ちゃん連れの世帯のお部屋と

高齢者や大人世帯のお部屋を分けること

ポットを準備してお湯をわかす

どなたも分け隔てなく物資を分ける

 

非常事態ですから

言うのが怖いで言わないのではなく

非常事態だからこそ言うべきことがあるのではないかと思う

 

 

今だから 改めて読んでいただきたい本です

どなたかの参考になりますように

 

わたしも改めて

女たちの避難所の本の扉を開く

 

今日1日を振り返ろう

 

 

 

 

同じネタで投稿する他の投稿ネタを確認する