7月19日

 

予算決算常任委員会

今日の招集は

毎年 8月に行われる

議会による事業評価についての説明会でした

 

「議会による事業評価」とは

かほく市議会基本条例第2条に基づき

市の執行機関の活動を監視 評価することにより

適正な行政運営の確保に努めることを目的として

年に1度行われているものです

 

かほく市 各事業の資料をいただきまして

その中から 評価する事業を抽出(約20事業ほど)

抽出した事業について

執行部から内容や成果について聞き取りを行い

各分科会にて意見交換・課題や問題点の共有化を図り

各分科会における評価結果及び提言の取りまとめを行います

取りまとめた評価・結果(改善・拡大・提案)を市長に対して報告します

 

この事業評価が

改善につながる場合もあります

 

財政課長さんから評価シートの読み方について

また今年度は 部署編成がありましたので

それについての説明を受けるワケですが

 

その前に

委員会に市長さんが

12日からの大雨の被害について説明をしたいということで

お越しになられました

 

土砂災害の箇所 復旧作業について

断水した理由 その対応

大きな被害があった多田地区の状況

そして支援について

 

市長さん曰く

このような事態になりましたが

被害に遭われた市民のみなさまには

「寄り添っていく」

と何度も

 

「寄り添う」

というお言葉をおっしゃられたことが

強く印象に残りました

 

寄り添うとは

わたしの理解では

 

如何に「近い」かだと思います

 

相手の気持ちに 立場になる

ということは 遠くから見ていても見ているだけであり

近くにいて その状況や人に近くないと

本当の痛みはわからないのではないかと思います

 

毎日のように

現場に足を運んで 状況を見て話を聞いてこられた

市長さんですが

 

市民に寄り添っていただき

しかるべき支援の幅を更に広げていただけるとありがたいです

 

今後 被害はさらに明るみになるかと思いますが

ここまで

という線引きだけでなく

汗をかいているみなさまに広く支援がありますよう

重ねてお願いしたい

 

 

さて

事業評価ですが

これから事業の抽出作業となります

 

事業を一つ一つ内容を細かく知ることができるのが

抽出作業ですが

内容を詳しく執行部から聞き取ることもできる貴重な時間です

 

執行部に対しては

忙しい中 資料の作成や聞き取りの際の準備

または 市内の現地視察にも出かけますので

何かとお手数をおかけいたしますが

我々にとっては 知る機会を丁寧にいただいていると思い

感謝申し上げたいところです

 

評価と言いますと

ジャーナリストの田原総一朗さんが

昔 TVで話していた わたしにとっては強烈な言葉があります

 

近江商人の言葉に

『売り手よし、買い手よし、世間よし』の『三方よし』があります。

僕は滋賀出身だから知っていますが、

これは順番が違っていて、

本当は『買い手、世間、売り手』。

つまりまずお客に信頼され、

それによって社会でも評価され、

最終的に自分も潤うのです。

@田原総一朗

 

商人としてのきめ細やかな心情 心意気をうたったものですが

優先順位が 買い手が先であるという理解は

ビジネスだけでなく行政にも必要なのかもしれません

 

そして わたしたちももちろん

市民目線を忘れないようにしたいものです

それも議員としての 寄り添うあり方ではないかと思います